Still Standing / Monica * 2010 J Records

10's Female R&B
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 モニカ嬢もなんやかんやと幾多の苦難を乗り越え、知らん間になんとアラサー世代。時は流れとります。あの衝撃のデビュー作“Don't Take It Personal”が95年に出た時は「なんとソウルを感じる少女が出てきたもんや」と頼もしく思ったモノでしたが、内ジャケでは子供さんも抱えたフォトもあったりですっかりお母さんです。でも、色々不幸もあったので一安心。歌の劇的な上手さも何ら変わっておりません。デビュー時に比べ、色気も増したりなんかして◎です。
 さて中身は今迄の作品が素晴らしいが故にどうしてもハードルが高くなってしまいます。タイトル・トラック「Still Standing」からで力強くスタートですが、中途半端にサウスな味付けのサウンド・プロダクションも好みやない音で従弟Ludacris参加も心動かず。アレンジに難ありって感じの「One In A Lifetime」、Ne-Yoが書いた「Stay Or Go」と続きますが、レバーは前に倒れずう~ん状態。このまま不発でいくのかと思ってる矢先に「Everything To Me」が登場です。ミッシー・エリオットが制作のリード・シングルって事で尖がったサウンド登場かと思いきや、オーソドックスなスタイルでの激唱型ソウル。モニカ嬢の実力も遺憾なく発揮されるナイス・パフォーマンスで見事フットンダです。しかも作者には次作が待ち遠しいジャズミン・サリヴァンの名前も。さすがよくできてます。またイヴリン・キング使いの「If You Were My Man」も80s的肉感ミッド・ファンクを感じる良作でここでもミッシー&ジャスミンが関与。やはりワカってる人は仕事がちゃいます。そして可もなく不可もなく「Mirror」、「Here I Am」と旬の制作陣コラボの後、後半戦がまた畳みかけてくれます。ブライアン・マイケル・コックス真骨頂のスロウ・ジャム「Superman」、ホイットニーが歌ってもハマりそうな美メロ系「Love All Over Me」、スターゲイト制作のアコースティックな調べも絶妙の「Believing In Me」と歌えるモニカの実力を持て余すことなく伝える怒涛の3連発。説得力抜群の歌唱でグイグイ迫ります。ここも満足度高し。ボートラで収録のミッシーが手掛けるオートチューンも活躍の「Blackberry」はまったり感がナカナカ。
「もはや大物シンガーの域に到達した感さえあるモニカ嬢。これからも歌えるエエ女として期待してますっ!」

Monica - Everything to Me


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

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