音系戯言

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The Stylistics / The Stylistics * 1971 Avco

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 フィリー・ソウルがテディ・ペンダーグラスの再発やらでまた盛り上がってきました。グッチ裕三のモノマネでも知られ、我が国におけるフィリーソウルのアイコン的存在っていえばやはりスタイリスティックス。というか一般的にはソウルっていえばこのグループっていうくらいのビッグ・ネームです。最近でもギャッツビーのCMでディスコ曲“Can't Give You Anything”の替え歌が頻繁に流れたりして触れる機会も多い人等。しかしながらディスコの全盛時などは殆どリアルタイムではなかった私などはモノマネの方で知ったような人等です。そんな事で正直、先のCM曲などは何の感銘も受けないのですが、Babyfaceの“You Make Me Feel Brand New”やプリンスの“Betcha By Golly, Wow”あたりの絶品カヴァーを通じて、その魅力を再認識です。ギャンブル&ハフと並んでフィリー・ソウルの隆盛を担ったトム・ベルが手掛けた初期作品は実にええ感じです。
 さてこのデビュー・アルバム。やはりラッセル・トンプキンス・ジュニアの変幻自在のファルセットが聴きもの。1発目の「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」や中盤の「You Are Everything」など美メロ爆裂で夢見心地間違い無しです。共にマーヴィン&ダイアナやマイケル・マクドナルドも後にカヴァーした名曲で、後者はレジーナ・ベルの激ソウルフル・カヴァーも存在。そして、何といっても本作のハイライトはスロウ大傑作「Betcha By Golly, Wow」。それはもう圧倒的名作で美しすぎるメロディ・ラインと魅惑のファルセットにもうトロトロ。コチラはプリンスにフィリス・ハイマンと絶品カヴァーも数多く存在です。そんな感じでスロウのクオリティは圧倒的ですが、アルバム終盤に収められたミディアムもなかなか。爽快感が素晴らしい「Ebony Eyes」やアレンジも素晴らしい「If I Love You」あたりは聴き逃せない佳作です。またAZなどのサンプリング・ネタとしても注目されたミステリアスな雰囲気も印象的な「People Make The World Go Round」もトム・ベルのセンスを感じます。
「やけに胸に染み入る男の高音。ファルセット・ソウルの王道として外せんオッサンらです!」

Betcha By Golly Wow




Comments 2

ナルダン珈琲店主

まいど!!

甘々フィリー・ソウルの極み音色とラッセル・トンプキンス・ジュニアの変幻自在のファルセットに今宵も戯れる ちゅう感じですな 「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」「You Are Everything」
「Betcha By Golly, Wow」「People Make The World Go Round」仰る通り、この4曲は外せませんな 
スウィートに御座います。

2010-05-20 (Thu) 17:56 | EDIT | REPLY |   

ezee

No title

まいど、おいど!
この人達、いっつも聴くわけやないんですけど、絶対的名曲もってますよね。3~4曲の不滅ヒットで一生、食いつなぐってのは演歌の営業に似てますなっ

2010-05-20 (Thu) 23:53 | EDIT | REPLY |   

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