Live At The Fillmore west / Aretha Franklin * 1971 Atlatic

完全版が出て話題となったアレサの名作ライブですが、改めてその元となるオリジナル仕様はイイとこ取りの良い編集であったと確認できました。ココではコンパクト且つエエ編集であるオリジナル1枚版をご紹介。何しろここでのバックを務めるのは通常のロードバンドとは違い当時話題のフィルモアでのライブという事でKing Curtis With The Kingpinsですが、なんとそれに加えオルガンにBilly PrestonやMemphis Hornsまで参加の豪華なバック陣となってます。
雪崩のように押し迫る「Respect」で始まりますが、聴き所は2曲目から。次の「Love The One You're With」は数々のアーティストがカヴァーするステファン・スティルスの名曲ですが何といってもこのヴァージョンが1等賞と確信しております。アレサの迫力ある歌にナイスなホーン、オルガン、そしてファンキーなBernard Purdieのドラムスが絶妙にこんがらがりコノ面子ならではの高揚感が味わえます。続いての「Bridge Over Troubled Water」はサイモン&ガーファンクルのアノ曲ですがバリバリのゴスペルバラードになっておりエレピも最高の絡みを見せます。言う事無しです。中盤はブレッドの「Make It With You」を華麗に決めてから、Ben.E Kingの「Don't Play That Song」。シャッフル調に演奏される中、アレサのスウィングする歌も最高のノリでもうタマリません。マライア・キャリーも初期の頃にライブでこの曲を演ってましたが明らかにお手本はコレでした。終盤「Spirit In The Dark」ではRay Charlesまで登場の豪華共演!
「最後にはフィルモアが完全に教会状態になってます」
Love The One You're With - 3/6/1971 - Fillmore West (Official)
Bridge Over Troubled Water - 3/5/1971 - Fillmore West (Official)
lenmac