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音系戯言

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Timeless Fly / 久保田利伸 * 2010 Sony

timeless flyy



 暫くアルバムが出んなぁと思ってったら今年になって実に4年ぶりのアルバムがドロップされたクボタ。92年の激傑作Neptuneみたいな特大ホームラン打たれて以来、なんやかんや言ってアルバムが出るたびに気になる男です。本格的な英語圏向けアルバムも制作し、Soul Trainにも出演した人ですが、日本語によるハイクオリティR&Bもいつもながら絶品。個人的に米国産R&Bは大好物ながら、それをホンマの意味で日本語の世界でちゃんと実践できる人は誰かいなと考えたら真っ先に思い浮かぶ人です。本格派を謳ったR&BもどきのJ-Popが氾濫する中、やはりビカビカに輝いてます。今回も70sニューソウルあたりをベースにバラエティ豊かな楽曲を届けてくれる本作は、珍しくフィーチャーゲストも多い中、クオリティはピカイチです。
 頭からネオ・ソウル的な音でにんまりのインタールード的に「Timeless Affection」が流れた後、WISETarantulaをフィーチャーした「Keep It Rock」でスタート。ちょっと肩の力が入りすぎの感ありですが、次に登場の最得意分野メロウ・ミッド・グルーヴ「Soul Mate」が素晴らしすぎる出来。アレンジから歌メロの乗せ方から文句無しのクボタ印R&B。ココで早くも合格印ポ~ンです。そして久々に黒さ満点のMISIAが登場の「Flying Easy Loving Crazy」も思わず“よっしゃ”と拳を握る絶品デュエット。続く「24/7 Nite & Day」はどっかで聴いたことある調べと思ったらAl B. Sure!の同曲をサンプリングでセンス良く聴かせます。Off The Wall期のマイケル彷彿のオマージュ作「Star Light」や、JUJUもナイスアシストのレゲエ調「Is It Over?」も高品質。ソウルファン感涙のタイロン・ディヴィス引用曲「M☆A☆G☆I☆C」も以外にカッコええ仕上がりで、元KICK THE CAN CREWの肩書きも不要になったKREVAもナイスな絡みです。最近のサウンド・アプローチは好きやなかったKREVA株も再上昇です。後半はファルセット多用で黒さも増すスロウ「The Other Half」、モノクロなビートも絶妙な「僕じゃない」、Voダブルトラックに渋いアレンジが映える「Nite Flyte」と変にはりきってないクボタはやはり最高。最後は小泉今日子もポエトリー・リーディングで登場のスロウ・ジャム「Moondust」でグレイトな締め。
「さすがクボタのアニキ!と唸ってしまう力作。間違いなくトップランナーです!」

Soul Mate ~君がいるから~


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