Complete Best Blues Of Life / The Golden Cups * 2004 Toshiba

Man's World
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 日本のロック云々の話になると必ずといってパイオニア的存在として語られる事の少なくないカップス。私も上っ面だけでもある程度GSも聴いたんですがスパイダースと共に明らかに別格的存在である事はすぐに解りました。すなわち“ホンマもん”やということです。最初、私が音楽に興味を持ち始めた頃に第一線で活躍してた人(ミッキー吉野・ゴダイゴ、ルイズルイス加部・ピンククラウド、アイ高野・クリエーション、柳ジョージ等)が在籍していた伝説のバンドって事で興味深々でしたが、当時は数曲をFMなどでエアチェックできたくらいでした。今は楽勝でi-Tunesで買えるなんてエエ時代になったもんです!
 最初聴いた時、ぶっ飛んだのはいうまでも無くルイズルイス加部氏のベースプレイです。一番ヒットした「長い髪の少女」なんかは、なんとしょーもない曲なんやと落胆しましたが「銀色のグラス」なんかはベースがリード楽器のように弾きまくりでアナーキーなアレンジが衝撃的でシビレました。自分がBassを弾く時のバンドは完全に影響下でした。そして「愛する君に」。これは日本のソウルの夜明け的大傑作で正直一番お気に入りです。劇的なデイブ平尾からマモル・マヌーにわたる歌メロ、ストリングス、コーラス、ホーン、ピアノソロと全て完璧で世界に通用しうる名曲であると信じて疑いません。これらのシングル曲は職業作家の作品でしたがアルバムやライブでは当時の最先端R&BやBluesを指図される事なくバンバン演奏してたようで「Shotgun」、「I Got My Mojo Working」、「Spooky」、「Get Out Of My Life,Woman」、「In The Midnight Hour」他このベストにも素晴らしいカバーが幾つも収録されてます。メンバーによるオリジナルも非常にクオリティが高く、60年代のノーザンソウルバラードに引けを取らない「過ぎ去りし恋」やこれまたクレイジーなBassがたまらないガレージR&R「This Bad Girl」等“洋楽”丸出しのカッコよさです。
 最後に日本語のROCKなんか無かったこの時代に「愛する君に」を聴いた、海外志向だった内田裕也氏がいった当時の一言。「これは認める!」

愛する君に


The Golden Cups-I'm So Glad (1968)





テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Live At The Fillmore west / Aretha Franklin * 1971 Atlatic | Home | Motherlode / James Brown * 1988 Polyor

コメント

TBありがとうございます。
このベスト盤は持ってないのですが、「ジス・バット・ガール」はルイズルイス加部の高速ベースとエディ藩のファズ・ギターが炸裂のガレージ・ロックで本当にかっこよくて大好きな曲です。あとカヴァーもかっこいい曲が多いですが、最近は「銀色のグラス」や「陽はまた昇る」といったオリジナル曲に惹かれます。

2005/10/26 (Wed) 00:35 | BYRD #NNxGKCIs | URL | 編集

BYRDさん まいど、おおきにっす。
ミッキー吉野氏が語ってるようにライブの素晴らしさがレコーディングできてないジレンマがあったようですね。(ミックスとか音圧とか確かにショボイ面も・・)
にしてもコレだけカッコイイのはライブは相当すごかったんでしょうね・・見たかった!
ルイズルイス加部氏みたいなベースをスタジオやライブで弾かれた日にゃ・・そら燃えますよね。このCDでエディ藩氏の渋い音選びも発見できました。ちなみにこのベストはリマスターで迫力が増してますぅ。

2005/10/26 (Wed) 23:31 | ezee #- | URL | 編集

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