Choba B Cccp / Paul McCartney 1988 Melodiya

Rock'n Roll + Rocabilly
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 先日、アビイロード・スタジオがEMIより売りに出されるというニュースが発信されてました。大手レコード会社が合併などで生き残りをかける昨今ですが、何とも厳しい現実を垣間見るニュースでした。CDなどから配信に移行しつつあり、私も含めPCやI-Podで音楽を聴くのが当たり前となった今、パッケージ商品に重要性がなくなりレコード会社も新たなビジネスモデルを確立しなければどんな大手でも存在が危ぶまれる時代となりました。音楽がファイル化され、より身近になったのは歓迎やったのですが、な~んか大手レコード会社が担っていたフィルター機能みたいなものが無くなり、しょーもない低品質のものまで市場に氾濫しエエもん探すのにも一苦労です。しかし選ばれし人しか録音できなかったアビイロード・スタジオみたいな由緒ある場所がこんな状態とはちょっと心配です。ポールは特にこのスタジオの使い勝手がお気に入りだったそうで、自宅スタジオはアビイロード・スタジオを参考に造ったそう。その自宅で録られたのが、ペレストロイカでの自由化が始まったソ連限定でリリースされたR&Rカヴァー集。先輩に勧められて聴いた優秀R&Rアルバム「Run Devil Run」はマジ良かったですが、そのプロトタイプともいえるポールのロックンローラーぶりが遺憾なく発揮された作品集です。
 ド頭からビートルズ時代からの18番でリトル・リチャードでお馴染の「Kansas City」です。ライブもしなくなりチャートが若干ふるわなくなった80年代後半のポールでしたが「関係あるかいっ」とプレッシャー無縁のロックンローラーぶりが痛快です。またこのアルバムの個人的ハイライトもリチャードの「Lucille」。ポールの絶叫型ヴォーカルがぴしゃりハマる名演での本作の金メダル。ファッツ・ドミノも「I'm In Love Again」、「I'm Gonna Be A Wheel Somebody」とカヴァーですが、ピアノ連打の「Ain't That A Shame」はド迫力で最高です。ボ・ディドリー「Crackin' Up」、ロイド・プライス「Lawdy Miss Clawdy」、サム・クック「Bring It On Home To Me」とR&B系もサラリと演ってますが、サン・レコード時代のエルヴィス曲はなかなかの熱さ。「That's All Right Mama」も良いですが、特に素晴らしいのが「Just Because」でエコーの掛かり具合も雰囲気抜群。また少年時代、ジョンとの出会い時に披露し度肝を抜いたというエデ・コクラン「Twenty Flight Rock」もオハコ感ばっちり。最後はアメリカン・トラデショナル「Midnight Special」でリラックスして終わり。
「ロックンローラーとしてのポールの凄さが体感できる作品。気楽さがエエ感じです!」

Rockestra Lucille [Live '1979]



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

WHO TH eROCKERS / Th eROCKERS * 1980 See Saw | Home | An Innocent Man / Billy Joel * 1983 Columbia

コメント

バッタもんかとおもいました

最初にこの盤を見つけた時は、本当にそうおもいました。
相当お手軽に作った盤だとおもいますが、カッコついているのは、実力の為せる技でしょう。
それにしても、ポールさんのリトル・リチャードのカバーは何時もながら絶品ですね。

2010/02/22 (Mon) 21:20 | Substitute #- | URL | 編集

★Substitute さん
たしかにロシア語のタイトルってこともあってバッタ臭さプンプン。しかしながら中身はピュアなリアルR&Rってのがミソっすね。
気軽に録ったからこそ、軽快な等身大のR&Rが炸裂してるってのが最高です。つくり込めば良いモンができるってワケや無いことを教えてくれますね~

2010/02/22 (Mon) 23:57 | ezee #- | URL | 編集

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