In The Jungle Groove / James Brown * 1986 Polydor

編者クリフ・ホワイトのJBへの愛に満ちたグレイトな編集盤をリマスターで再登場させたモノ。(元々86年にDJユースとしてLPで出た物)数え切れないくらいあるJB編集盤の中でも1,2を争う内容でソリッドなFUNKがみっちり詰まってます。90年前後いつも車の中はコレを発展させたオリジナルテープでしたね~。何やいうても69~72年頃の脂がのりきっていた時期の、更に強力グルーヴ抽出盤ですから悪いワケありません。
トップを飾るメジャー調のGカッティングから興奮必至の「It's A New Day」から怒涛のFunk攻撃開始。曲後半にかけてヴォルテージがグイグイ上る御大の剃刀ヴォーカルも切れ味抜群です。ブレイクビーツ用も収録の「Funky Drummer」はMaceo ParkerのSaxもクールに決まります。そしてココからはBootsy Collins等擁するオリジナルJB's中心の曲群でタイトに編集された「Give It Up Or Turnit A Loose (Remix)」はもう奇跡に近いというかFunkの神様が降りてきたとしか思えない天晴れな演奏です。Clyde のドラムやコンガが劇的にグルーヴィーな上に、疾走間溢れるBootyのBass、必要以上弾かなくとも重要なフレーズを刻むCatfishのGuitar、これ以上無いタイミングで入るホーンセクションと褒め言葉以外出ません。他も全編この調子で、Bobby Byrdの相の手無しでは考えられない「Get Up,Get Into It And Get Involved」、「Soul Power (Re-Edit)」も要所を締めます。えげつないクールなドラム&ベースがたまらん「I Got To Move」に、「Talkin' Loud And Sayin' Nothing (Remix)」も失禁必至。もともと最後に収録されていたのは新生JB'sによる名作「Hot Pants」でしたが、今回のUp Gradeで音質向上に加えサントラBlack Caesarに入っていた「Blind Man Can See It」の長尺版が嬉しい追加収録!
「Funkってどんなん?って訊かれたら迷わず“コレですわ”というのが本作です。」
Soul Power
idashu