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音系戯言

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RESPECT! / Various Artists * 2000 Polydor

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 イマーノ先生が星になっちゃって早半年。徐々にシーンで不在感を感じるようになり、やはり寂しく感じます。敬愛されリスペクトされるミュージシャンだったからこそ成し得たコラボ企画も生前時から多数あって、多くのアーティスト参加のお祭りライブイベントでも常に中心の存在となって楽しませてくれました。新世紀以降の企画モンでは、ナニワサリバンショーと並んで印象的だったのが30周年の武道館ライヴ。ついこの前やったような気がするこのライヴも、すでに10年前。ホンマ光陰矢のごとしです。
 さてこのキヨシローを愛してやまないアーティストが集結して開催されたこのライヴ盤ですが、終盤の本人登場も含め楽しさ満載盤です。まず、客殿が落ちる前に客がまだ入場している時にあえて前座として登場し意表をついた泉谷しげるのアコギ1本で唄った「雨上がりの夜空に」。粋な展開にワクワクさせてくれ、さすが盟友、泉谷です。ほんまのオープニングではやっぱコレって感じでRC時代の「よぉーこそ」。及川光博,奥田民生,斉藤和義らのイベント主要メンバーでバンド紹介で一気にヒートアップです。坂崎幸之助の「2時間35分」、斎藤和義の「シュー」、ゆずの「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」など初期のRC名曲をアコースティック主体のアーティストがカヴァーするとこもメチャ楽しめます。激ソウルなThe Gospellersの「スローバラード」に続いては、バンド・サウンドでのカヴァーのハイライト、奥田民生の「つ・き・あ・い・た・い」。梅津&片山の生向委コンビでのホーンも爆裂で最高の盛り上がりです。またミッチー及川光博による「い・け・な・いルージュマジック」もこの人しかおらんって感じのグラマラスなカヴァーでエエ感じです。しかしながら最も釘付けとなるシーンは相棒、仲井戸麗市の登場。ギター1本抱えて登場し名曲「いい事ばかりはありゃしない」の熱唱はまさに感動。続いてチャボの熱いコールから登場する主役キヨシローの登場で最大の盛り上がりを見せます。チャボも加わっての当時のキヨシローバンドRUFFY TUFFYによるRC時代の大傑作「君が僕を知ってる」は必聴で、マイクを分け合う二人にホロリとさせられます。主役RUFFY TUFFYはRC以降中心で熱演。メンフィスの師匠Steve Cropperを交えた「A Change Is Gonna Come」、“俺は口うるさいぜ、そうだ年寄りだからな”と痛快に歌う「高齢化社会」など現在進行形だったキヨシローを強烈にアピール。またアンコールにはこの手のイベントには滅多に登場しない不遇時代の同志、井上陽水も登場。大ヒットアルバム“氷の世界”に収録されたというコレまた傑作「帰れない二人」で共演。シビれます。そして出演者全員での「雨上がりの夜空に」は感動的かつ盛り上がり必至。ホントの最後は忌野清志郎一人でギターを持って歌う「ドカドカうるさいR&Rバンド」っつう粋な締め。
「今年もあと僅かですが、あらためて敬意を表し叫びたいです。“リスペクト・キヨシロー!”」
いい事ばかりはありゃしない 仲井戸麗市


帰れない二人 井上陽水&忌野清志郎


雨あがりの夜空に All Stars


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