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音系戯言

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Free Soul. the Classic of Al Kooper * 2003 Sony

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 常々、ロックの名作と謳われる「赤心の歌」や、BS&Tさえ聴いたことがないアル・クーパーに関して完全にモグリな私ですが、ソウル系の音を聴いてたら何となく出てくるコノ人の名前。ステイプル・シンガーズの名曲「Bland New Day」の作者としてとか、ボブ・ディランの「Like A Rolling Stone」で最高のオルガンを弾いてる人ってしか知りませんでした。完全に食わず嫌いやったと思ったのが、例によってフリー・ソウルの流れでの黒っぽいアル・クーパーの再評価で聴いた「Where Were You When I Needed You」。イントロのピアノ&オルガンからして「大好物の音やんけ~」と興奮でした。そやけど「スーパーセッション」っていう聴くのがしんどそうなアルバムを発表してる人ですから、オリジナル・アルバム聴いてもむさい音やったらイヤやなぁと思ってたらイイのがありました。フリー・ソウル視点でセレクトされたコレならクールな音だけつまみ食いできるぞっと横着心が芽生え借りました。(←買えよ~) “なにが赤心じゃい”と思ってたのが恥ずかしくなるほどカッコええ音で大満足です。
 中身はビッグ・バンド・ジャズにアレンジしたビートルズ定番「Hey Jude」のインストで小粋に幕開け。アルがバリバリの才人アレンジャーであることがよく分かるオープニングです。続くは、盛り上がりが絶妙のステイプルズ「Bland New Day」本人版、フォートップスを想定して書いたというモータウン風「Fly On」とセンスの良さが一発で確認できます。メイジャー・ランスの「The Monkey Time」なんかも演っていてR&B志向が垣間見れます。ノーザン風ではオルガンがビシッと効いた「Back On My Feet」やスティーヴィー・カヴァー「I Don't Know Why I Love You」もナイス・チューン。しかし何といってもやっぱ1曲といえばコレ「Jolie」。当時、恋仲だったというクインシー・ジョーンズの娘さんに捧げた素敵なラヴ・ソングで、後のラティモアのカヴァーもイカしてます。またアバDancing Queen彷彿のアレンジもグーな「Missing You」、全米No.1ヒットのセルフカヴァー「This Diamond Ring」はマイアミTK録音でリトル・ビーヴァーも参加。ブルーアイドソウルの傑作といわれる「I Can't Quit Her」は68年BS&T時代の録音が収録でイカしてます。他にはエルトン・ジョンやトラフィック、ニルソンなどのカヴァーも含みますが、ファーサイドのサンプリングで有名なドノヴァンの「Season Of The Witch」は収録の“スーパーセッション”も聴きたくなるクールな逸品。自作曲ではでピアノを軸にホームタウンを歌ったバラード「New York City」や壮大なN.Y.サウンドが光る「She Gets Me Where I Live」が圧巻です。
「ビートルズやら、ジャズ、モータウンなんかを吸収し俺流に仕上げたクールな音。ちゃんと聴くべき人でした・・!」

Where Were You When I Needed You


Jolie


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