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音系戯言

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Only Built 4 Cuban Linx... / Raekwon * 1995 Loud

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 今年、本作と同じジャケ・ポーズで続編をドロップしてくれたレイクォン・ザ・シェフ。ビカビカに輝きまくる、このソロ・デビュー作も改めてクローズ・アップされ嬉しい限り!90年代半ばのRZA率いるWu-Tang一派っていえば、バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発を彷彿させる神がかり的展開で、黒音ファンを熱狂させてくれました。本隊のアルバムに続いた、各自ソロ・アルバムでの波状攻撃はどれをとってもガッツポーズ連発のカッコええ音。現在も出来不出来のムラもありますがゴーストフェイスキラー筆頭に各々踏ん張ってるのは応援したいところです。そんなキャラも立ったウータン・クランでも個人的に“リードオフマンは絶対こいつ”って思ってるのが、やっぱレイクォン。軍団きってのハーコーな男が放った1stソロは司令塔RZAがビシッと音づくりしたHip Hop史でも光り輝く1枚。ジャケ後ろで手を出すGhost Face Killerも全面的援護射撃も冴えわたる何ともカッコええ1枚です。
 ハッキリいって中身はどれも最高ですが特に「Heaven & Hell」は激渋でアホほど聴きまくった逸品。もうこの上無い'70sハイ・サウンドの絶妙ループにシビれまくりで、これぞWuサウンドって感じ。Syl Johnsonの“Could I Be Falling In Love”使用ですが、その上に乗っかるGFKとのフロウがまたカッコ良すぎです。近年Joy Denalaneもカヴァーして狂喜したのも記憶に新しいところ。勿論アルバム全体も最高の仕上がりで激渋U-Godもカッコよく切り込む「Knuckleheadz」から「Knowledge Good」、カンフーテイスト爆裂の「Criminology」と鬼ドープなサウンドの嵐にワケのわからん興奮必至です。アル・パチーノ扮するトニー・モンタナの台詞挿入も嬉しい「Incarcerated Scarfaces」、Wu軍団歌姫Blue Raspberryのダークな絡みもたまらん「Rany Dayz」、GFKに加えInspektah DeckGZAの合流に震える「Guillotine」、あの大傑作ウータン1stの激興奮Remix版「Can It Be All So Simple」と非の打ちどころ全く無し。Wuメンバーの中でもGZA同様、正攻法的なストレートに渋いラップがピシャリはまってます。不気味なループが病みつきになる「Ice Water」、Master Killa参戦の研ぎ澄まさせた狂気がたまらん「Glaciers Of Ice」などもシビれまくりで、完璧なRZAワールドに男気満載のレイクォンがフロウが炸裂です。またRZAお得意の不穏なピアノループが光る「Ice Cream」ではMethod Man、Cappadonnaも参戦。他にもNas参加の「Verbal Intercourse」、御大RZAはじめWu5人が勢揃いする圧巻リレー「Wu-Gambinos」など避けては通れぬキラー・トラックの嵐。何年経とうがクラシックと呼んで偽りなしの素晴らしき内容です。
「我が日本のアシックスのU.S.版CMにも登場のレイクォン。Hip Hop界の神田川俊郎としてまだまだ頼んまっせ!」

Raekwon - Heaven & Hell (Featuring Ghostface Killah)


Ice Cream



Comments 2

1-SHOW

☆言い得て妙☆

比喩が最高です!

2009-12-01 (Tue) 03:37 | EDIT | REPLY |   

ezee

★1-SHOWさん
この頃の軍団はメスの1stはじめ、ソロも秀作の嵐でございました。これらを聴くと来日時の熱いパフォーマンスが甦ります!

2009-12-02 (Wed) 23:37 | EDIT | REPLY |   

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