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音系戯言

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Juicy -Phat & Mellow Cuts- Orange / Various Artists * 1998 Wea

s-juicy orange

 夏も後半戦。しっかり冷房の効いたエエ店で、美味いお酒を片手にゆったりと聴きたいアーバンでブラックなサウンドです。敬遠する向きが多い80年代のブラック・ミュージックでも、美味しいとこだけを選りすぐってくれたナイスなコンピレーションがこのジューシー・シリーズ。かくいう私もオン・タイムでは打ち込みが幅をきかしたブラコン系は最初認めず、「セクシャル・ヒーリング」やプリンスなんかの例外を除いては理解を示さなかったクチですが、バイ・オール・ミーンズやらロジャー、ガイやらのお陰でオールOKになりました。一回、受けつけてしまうと、無視してえらい損したと感じた優れた楽曲群。それらを祇園クラブのフルーツ盛りのように出してくれます。
 頭から、久々の来日も話題な大御所Maze feat. Frankie Beverlyの89年傑作「Silky Soul」。マーヴィン・ゲイの真の継承者として貫録充分のヒューマン・グルーヴが味わえます。続いて、これからも再発が繰り返されるであろうSherrickが放った激名盤から「Lady You Are」、Hip Hop時代にもネタとして脚光を浴びたZappの名スロウ「Computer Love」と反則技に近い誘導で吸引します。コン・ファンク・シャンのMichael Cooperがカヴァーしたキャロル・キングのクラシック「You've Got A Friend」は、感動を期待せんかったらクールでダンサブルな解釈もなかなか。そしてPrince師匠の「If I Was Your Girlfriend」はTLC名カヴァーも生んだクールさがたまらん逸品。コンテンポラリー・ゴスペルの大御所ファミリー・グループThe WinansAnita Bakerを迎えて録った「Ain't No Need To Worry」は安定感抜群のタッグでしっとり聴かせてくれます。中盤では、ビル・ウィザーズをGo Goビートに乗せたジェイ・キング、フォスター&マッケルロイ擁するClub Nouveau 「Lean On Me」や、リユニオン時のThe Time 「Jerk Out」なんかは根底に感じるファンクネスが秀逸。クインシー・ジョーンズ関連も結構入っていて、ドゥービーズ解散後のMichael McDonaldとのデュエットで当時PVも結構流れまくってたJames Ingram 「Ya Mo B There」、そのJ.イングラムがPatti Austinと歌って大ヒットのアダルトな「Baby Come To Me」、Tevin Campbell の子供声にも癒されるQuincy Jones本人名義のソロ作から 「Tomorrow」としっかり要所押さえてます。テディ・ライリー印の音も聴けるシンガーZanの「Want To Be With You」や、低迷期のTower Of Powerヴォーカリストで中性的な声も魅力なMichael Jeffries 「We Loved」も本作で初めて聴きましたがナカナカの出来。そして最後は女性ウケ抜群の大ヒットバラードKaryn White 「Superwoman」で美しく終焉。
「爽やかにサラリ並べたようで80'sブラックの真髄をピシャリ押さえた本作。美味しいでっせ~」

James Ingram & Michael McDonald - Yah Mo B There


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2009-08-24 (Mon) 21:46 | EDIT | REPLY |   

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