And Then... / Joe * 2004 Zomba

00's Male R&B
and then

 実に見事なスキンヘッドとコクのあるバラードでブラック・ミュージック・ファンを魅了し続けてきたジョー。なんやかんやいっても大ヒット“All The Things”のイメージがつきまとうバラードの達人的存在の認識が非常に高い人ですが、時折サントラとかで披露するファンクなスタイルやアップ曲でもカッコええ歌唱を決める人。同時期に出てきたライバルR.Kellyよりも真摯で実直な感じがあって、これからも歌職人としてバリバリやってほしいところです。そんな丹下段平も惚れこんだ強烈ストレートが充分に堪能できる、2004年作がコチラ。
 中身は、まずグラディスのThe Making Of Youをループさせた中で優しく歌うクールなミディアム「Sweeter Than Sugar」でスタート。流石の出来で風格を感じます。タイトル曲「And Then...」も安定感抜群のアイズレー的お得意スロウですが、続くヒット曲「More & More」はなんとR.Kellyの作品でケリー・ワールドmeetsジョーってな趣き。コレってありなん?って感じのかつてのライバルがまさかの協業は軽い衝撃でした。スパニッシュギターをフィーチャーした「Make You My Baby」もR.Kelly作でムーディなとこは良いのですが正直もうひとつ。普通です。中盤以降はリズム・ナンバーも比重を多くした嬉しい展開。バラードが売りみたいな形でブレイクしていった人なんで、ある程度スロウ中心の組立はしゃーないと思ってたんですが、ちょっと食傷気味かなって思ってたので効果的でした。何より声がカッコええ人。色んなスタイルで聴きたいやないですか。G-Unitも登場し、エッジの効いたファンク的リズムトラックに縦横無尽に歌いまくる「Ride Wit U」は興奮の一撃。Nasと2Pacの曲を引用しタイトな硬質ビートに蝮のように絡む「Street Dreams」や、シェイクスピアが絡んだ「Bedroom」もソリッドなビートがカッコよい上質トラックで大満足です。さらに日本盤でのボートラ、「I Remember」もシンプルなビートが逆に新鮮で、ストリート感もアップ。他はスマッシュ・ヒット「Priceless」や「Jeep」、「You Dropped Your Dime」あたりは色気たっぷりの王道ミディアム・スロウでサラリとこなしますが、終盤はやはり従来のジョー路線でしっかり聴かせてくれます。Allstar制作で踏み外すことない大得意のマイナーKeyバラードの「It Ain't Like That」、Joe節爆裂で優しく迫る「Another Used To Be」もありますが、1等賞はラストの「Testify」。こういうシンプルなバックで真摯なJoeの熱唱を聴くとやはり平伏すしかございません。グイグイと自然に耳が釘付けになる名曲です。
「すっかりベテランの域に入った歌職人。R.ケリー氏に負けずにガンガン頼んます!」

Ride With You


Testify


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

In Love & War / Amerie * 2009 Def Jam | Home | LOVE&RAIN ~LOVE SONGS~ / 久保田利伸 * 2010 Sony

コメント

こんにちは

お久しぶりです。

Joeは秋に新作出すみたいですが、前作とガラッと内容が変わるみたいですね。なんだか現行シーンも意識したとか・・・前作が非常に良かっただけに、少し残念なニュースでした。ここまで実績のあるひとは頑なに我を出し続けて欲しいですね。

すみません、うちアドレスとタイトルが変わりました。リンク修正お願いいたします。

2011/07/12 (Tue) 12:29 | hiroo #pAfneXZY | URL | 編集
No title

★hirooさん
 まいどです。Joeさんも秋で新作ですか。
現行シーンを意識しすぎて、ロクなもんしか作れなくなった人もおったので心配です。ここはひとつ、そんなモン知るかと、キース・スウェットばりに突き進んで欲しいですぅ

2011/07/12 (Tue) 22:49 | ezee #- | URL | 編集

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