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音系戯言

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Kowloon Junk / The Mods * 1999 Sony

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 今年も精力的に、あの名作「Gang Rocker」の続編をリリースする頼もしいThe Mods。その勢い衰えぬ創作意欲には敬意を表しますが、一時ソニー系アンティノスに戻ってた時にぶっ放した世紀末の傑作がコチラ。録音からトラックダウンまで香港という猥雑さをそのままパッケージングした、森山達也の熱い音の塊りが全身で浴びれる力作です。80年代に登場したThe Modsですが他のバンドが、解散したり続けていても明らかに失速していく中、今でも新作が期待満々で迎えられる貴重なバンドです。ブレる事の無い森山達也のR&R魂はハードな路線からメロウなのまで天下一品ですが、初期衝動そのままに熱く激しいVibeで迫った本作は車でも大音量で聴きまくった大傑作です。
 冒頭「GREED & JUICE」から快調に飛ばしますが、とりわけ凄いのが2曲目から4曲目の怒涛の攻撃。狂ったような疾走感が激気持ちエエ「VIBRATION DRIVE」から、曲間無しに間髪入れず始まるギターリフ中心のCoolなビート炸裂となる「junk yard 九龍」の流れは鳥肌モンです。Epic初期の「News Beat」あたりを彷彿させてくれます。そしてジョニー・サンダースのチャイニーズ・ロックをさらに攻撃的にした「SWITCHBLADE JACK」で間違いなく昇天できます。中盤も、惜しくも脱退した梶浦のシャッフル・ビートが冴える「RUSTY GLITTER」、森ヤンの韻を踏んだ渋い歌詞も光る爆裂ビート曲「SPIN 50」、これまたルースターズ池畑潤二並みの梶浦氏のイカついドラミングにブッ飛ばされる「FLY, DRAGON FLY」と息つく暇なしの緊張感持続。そして後半戦も一切だれません。中国風のS.E.から森ヤンの「你好ニーハオ!」ってセリフがヤケに決まる「MONDO CHINA」、強烈ブギー「MUSTANG ANNIE」とスピードボールがズバズバとキャッチャーミットに収まります。最後も“時代に媚びないアイツ”って歌詞にシビれる「カミカゼCOOL BOY」でピシャリとストレートでねじ伏せます。何より本作で嬉しいのは全編、森ヤンのVo仕様ってとこ。ランディ・ジョンソンにも負けない力投で完封シャットアウトです。
「あれよあれよという間に、速攻で攻めまくる10曲34分。さっと現れ、すぐハイサイナラ。男前ですわ」

junk yard kowloon


Comments 2

goldenblue

こんばんは。
モッズは昔大好きだったですけど、なんか“永遠の不良少年の味方”みたいなスタンスが、失礼ながらうそ臭くハナにつくように感じた時期があって(「俺はお前らの味方だっ!」なんて叫ぶ“夜回り先生”みたいなね)、いつの間にか遠ざかっていました。
これ、かっこいいね。モリやん、こうでなくっちゃ、って感じです。ちょっと探しに行ってきます。

2009-06-11 (Thu) 01:01 | EDIT | REPLY |   

ezee

★ goldenblue さん
 私もModsは一時、疎遠な時期もありましたが、10年程前ひょんなことで会社の同僚とライブ見て復活です!所詮ギミックやと思ったらAll OKてな感じです。本気のイカサマ師であり、Dreamerな森ヤン。最高っすな~

2009-06-12 (Fri) 01:26 | EDIT | REPLY |   

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