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音系戯言

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Snap! / The Jam * 1983 Polydol

jam snap



 スタカンのブレイク前に実に硬派なバンドとして君臨していたU.K.バンド、The Jam。自分が存在を知った時は、もう既にスタカン結成一歩手前の時期でしたので、モータウンのようなソウル系ロック・バンドってな感じでホンマの全盛期のJamではありませんでしたが、実にスタイリッシュでカッコよく映ったバンドでした。パンク系という情報しか無かったので「全然、パンクちゃうやん」と思ったりしてましたが、何でも持ってた兄の棚にあった解散時のこの集大成的シングル集。これ聴いて初めて初期ザ・フーに影響を受けたモッズなバンドっていう意味が分かりました。
 6年間の歴史をしっかり切り取った本作は、オリジナル・アルバムにも手を出したものの、のめり込めなかった“いっちょかみ”な私にはピッタリのブツでした。やっぱ今でもグッとくるのは、急に黒っぽくなったスタカン前夜の音。スタカンほど洗練されずに模索してる様が伺えますが、これがまた実にええ塩梅です。中でもフェイバリットは、ほぼスタカン形となるラスト・シングル「Beat Surrender」。もうムチャクチャかっこええ曲です。ホーンにピアノ、コーラスと本来の3ピースでは再現不能なサウンドですが、スタカンをせなあかんかった理由がヒシヒシ感じとれる名曲です。ニューソウル風の「The Bitterest Pill」や、デトロイト・モータウン影響下の「Town Called Malice」、ファンキーな「Start!」、「Absolute Beginners」なんかもソウルっぽさが何ともたまらん心地良さ満開曲。しかしながら、完全後聴きだった半分以上を占めるパンキーでソリッドな初期のバンド・サウンドもイカしたもんでした。デビュー時の「In The City」や「Away From The Numbers」はザ・フーの1stが好きなら絶対好きになるワイルドなスタイルが楽しめます。パンクな「Billy Hunt」や、キンクス・カヴァー「David Watts」あたりのガレージ・サウンドっぽいのが何といってもカッコええです。中でも初期サウンドの完成形とも言える「Going Underground」の曲の良さは格別。ブルース・フォクストンのベースと、ポール・ウェラーの硬派なギターも最高のアンサンブルを見せており、ひょっとしたらこの時点で「もう全部やってしもた」と思ったのかもしれません。生真面目っぽさが堅苦しく感じるのが玉に瑕ですが、ハチャメチャなポール・ウェラーではイメージがちょっと違います。このクリーンでインテリっぽいパンクこそThe Jamです。ちなみにオマケで付いてたカーティス・メイフィールドの「Move On Up」含む4曲ライブも全部i-tunesにて購入可。素晴らしい!
「ダラダラと長いこと続ける必要が無かったバンド。美しいままで終わる術を知ってたポールは偉い!」

The Jam - Move On Up- Live


Town Called Malice


Beat Surrender



Comments 2

リュウ

最近は、ストーンズ聴き直し&ジャムのボックスばかり聴いてます♪どちらも実に格好良いっす。
ジャムはどの時代のモノも曲が最高っす!勿論スタカンも♪

2009-06-14 (Sun) 19:51 | EDIT | REPLY |   

ezee

★リュウさん
 ジャムの初期は後聴きでしたが、ストレートでいいっすね~ 生真面目っぽいVoも誠実な感じでGooですぅ
渋谷系の神さまだけあります。Cool !!

2009-06-15 (Mon) 23:37 | EDIT | REPLY |   

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