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音系戯言

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Yellow Blood / ARB * 1984 Victor

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 大阪の朝日放送でやってた「ヤングプラザ」って番組。紳助・竜介が司会で公開放送の歌あり笑いありのエエ番組でした。番組の最後にライブコーナーがあり憂歌団とかシナロケとかゲストで来たりして毎回楽しみでもありました。ある週、ライヴ前からエゲツない盛り上がりとなり司会の紳助がインタビューも途中で止め「もう、演奏始めてください」とお願いしたのが本作発表直後の全盛時ARB。丁度、このアルバムが出る前にコンポーザーとしても重要な役割を果たしていたギターの田中一郎が抜け、諸問題でベースのサンジも抜けっていう状態だったので、「あぁ、もうあかん」と思ったものでした。そして次に入るギターがへヴィメタバンド、BowWowのギタリスト斎藤光浩って知らせも入り「ARBも、へヴィメタになんのか?」と一瞬焦りましたが、そんな心配も杞憂に終わった傑作がコチラ。第2期黄金時代の到来やと感じ、全国のBoys & Girlsが一斉にガッツポーズしたアルバムです。
 中身は「TOKYO PRISON」で実にシュールな幕開け。“~No.9”という凌の声の後、間髪入れずグレイトなR&Rカッティングから緊張感満載で始まる「Let's "REVOLUTION"」がまた最高です。しょーもないラッパーよりセンス溢れる韻を踏む凌がカッコ良すぎですが、コンポーザーとしても重要な役割を果たした斉藤光浩のギターワークも絶品。R&Rギターのカッコええ部分を凝縮したようなシャープさで、ARBファンも即認めた素晴らしきプレイを披露。そしてチンピラ・ファンクロックの最高峰「彼女はチャーミング」はヤンプラでも狂乱の盛り上がりを見せた、凌のクールな詞も光る名曲。A面最後を飾ってたバースデーソング「ダン・ダン・ダン」もイカしてます。後半も、日本人としてのアイデンティティを示したハードなタイトル・トラック「YELLOW BLOOD」から、高校時代に自分もライブで演った思い出深き名アップ「One Way Trip」、ライブでは“全ての労働者に送ります”という凌の熱き名MCからスタートするワーク・ソングの真髄「HOLIDAY」と名曲の嵐です。最後の「闘い抜くんだ!」ではなんと、ドラムスであるKeithの親友であるストラングラーズのジャン・ジャック・バーネルも参加。凌&光浩のソングライティングも絶好調でこの後もずっと、この体制でやって欲しいと思わせたグレイトすぎる逸品。そして現行リマスター盤は、これまたシビれまくりの12inchシングルだった「Deep Inside」2テイクに「Fight It Out! (LIVE)」と嬉しい追加。こうなったら、このメンツでの発掘ライブアルバムでも聴きたいところです。
「僅か2枚で終焉を迎えた光浩擁する第2期ARB。初期同様、必聴のR&Rアルバムです!」

Let's Revolution


彼女はチャーミング



Comments 2

goldenblue

おぉっ!YELLOW BLOOD!
これはある時期、バイブルでした。
GもBもソリッドでシャープで音が立っていて、ほんまかっこよかったですよね。光浩と滋が抜けて白浜久と浅田孟になってからはそのソリッドさ、シャープさが失われてしまいがっかりしたもんです。
ヤンプラもよく観てましたよ~。

2009-06-13 (Sat) 19:02 | EDIT | REPLY |   

ezee

★goldenblueさん
 白浜期に入ってサウンドバリエーションが増えたのと裏腹に、魅力がどんどん激減したARB。
やっぱ砂丘1945年までを今でも聴いてしまいます。凌の声にはこの辺までの音がピシャリっすね!

2009-06-14 (Sun) 10:50 | EDIT | REPLY |   

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