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音系戯言

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Candy / Con Funk Shun * 1979 Mercury

Con Funk Shun - Candy Del

洗練されたファンクにお得意のスロウで、真正ソウルファンからディスコ・フロアまで魅了したというコン・ファンク・シャン。卓越した演奏力で数々の力作を70~80年代にかけて矢継ぎ早に投入した名門ファンク・バンドです。中心メンバーであったマイケル・クーパーに関しては脱退後のソロ作まで優秀作品をリリースしてましたが、やはり全盛時のオリジナルは何事にも代え難い魅力で満載です。70年代前半は南部スタックスでソウル・チルドレンとかのバックも演ってたらしく、研ぎ澄まされた演奏力も安定感抜群です。最近出た廉価でのリイシューは正に待望でしたが皆そう思ってたのか即行売り切れ、な~んか商品リンク貼っててもすでにエラい値段となってて驚きです。この前に再発されたばっかりなのにプレス枚数も少なかったのか困ったもんです。ここらは常にカタログ化しといてもらわんとアカンと思う名作に違いありません。
 さて4作目となる本作。ギリ70年代ってことでエレクトリック臭もまだ薄めです。この後に出る「Touch」あたりも最高ですが、本作もグレードの高い曲がビッシリで見逃せません。ライブ感を演出したリスナー煽りまくりのイントロダクション「Fire When Ready」から極太グルーブ爆裂の「Chase Me」と、この上ないオープニング仕様となっていて興奮です。ホーンの切れ味も最高で、洗練されつつも見事なファンク魂を冒頭から顕示。ナイス・ミディアム「Da Lady」でのファルセットとマイケル・クーパーの熱い歌唱の対比もお見事。中盤に登場するタイトル・トラック「Candy」や、クリーン・トーン・カッティングにハンド・クラップが乗るご陽気な「Main Slice」などはファルセット多用で都会的な香りも漂うファンク。こちらもナカナカです。カリフォルニア出身のバンドっていうのもあるのか、カラッとした雰囲気でタイトなグルーヴを構築。そしてもう一方のお楽しみは何といってもメロウなスロウ・ナンバー。「Not Ready」あたりAORファンでも楽しめるセンスの良いアレンジも秀逸ですが、6分にも及ぶ大作スロウは「(Let Me Put) Love On Your Mind」ではアーニー・アイズレーばりのまったりギターもフィーチャーしソウルフルに迫ります。最後に登場するオクターブ奏法も光る「Images」もまったりのインストで、実にエロい締め。緩急つけた流麗な展開で聴かせてくれます。
「チームワークがものを言った人力ファンク。百戦錬磨のアンサンブルは流石です!」

con funk shun 「Chase Me」


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