Mirage / Fleetwood Mac * 1982 Warner Bros

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 妖艶なべっぴんを2人も擁するバンドとして認識していたフリートウッド・マック。リアルタイムで初めて体験したのが、この「ミラージュ」でした。ジャケの妖しい感じからして大人を感じさせる美しいええジャケです。そもそもバンド内に元夫婦のジョン&クリスティン・マクヴィー、元恋仲のスティーヴィー・ニックス&リンジー・バッキンガムと別れても一緒に演奏してるってこと自体、妖しいです。仕事として割り切ってたのか、私生活とは別に互いを音楽的にリスペクトしてたのか、創業時のメンバーであるミック・フリートウッドが凄かったのか謎ですが、大人の世界は凄いこっちゃなと感じたもんです。また、このバンドがブルース・バンドだったというのも当時知りましたが、全く信じられませんでした。どこでどうなったらこんな魅力的なアダルト・ポップなバンドに転身できたのか摩訶不思議でしたが、その秘密は途中加入の男前リンジー・バッキンガムと、その元カノのスティーヴィー、絶妙のPopセンスを持ち合わせたクリスティンの起こさせた化学反応であったようです。
 中身は極上のアダルトでポップなマック・ワールドが支配でええ曲がひしめきあってます。まず何といっても1stカットの「Hold Me」です。恋仲でもあったデニス・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)との事を歌ったと言われるクリスティン・マクヴィー作の大傑作で、クリスティンの癒し系VoにリンジーのイカしたVoも絡む絶妙ポップ作品。そしてもう一つの大ヒット「Gypsy」もスティーヴィー・ニックスの色っぽさも光る名曲。美女スティーヴィーの悪女っぽいとこもたまりませんが、リンジーのセンス溢れるバッキングも秀逸です。この2曲が飛びぬけて素晴らしいですが、シングル曲以外も上質感満載で聴かせてくれます。冒頭を飾る「Love In Store」もクリスティンの優しく包み込むような声にスティーヴィーのコーラスがたまらん佳作。リンジーのハイ・トーンも効く「Can't Go Back」や、スティーヴィーのカントリー風味に癒される「That's Alright」とアナログ時のA面は良曲満載。終盤にもアコースティック・ギターを上手く使ったリンジー・ワールド炸裂の「Eyes Of The World」や、ラストを飾るクリスティンの力作「Wish Were Here」と聴きどころ多し。とにもかくにも、3人も魅力的なヴォーカリスト&ソングライターを抱えた、この時代のマックは三色王将アイスに勝るとも劣らないカラフルな魅力に満ち溢れています。
「フリートウッド・マックといえば、やっぱこのメンツ。この妖しいバランスですわ」

HOLD ME


Gypsy live ('82 Mirage Tour)



テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

The Very Best Of Billy Idol * 2008 Capitol | Home | No Fun Aloud / Glenn Frey * 1982 Elektra

コメント

こんにちは

トラバさせていただきました。ezeeさんなら記事にされてると思ったらやっぱりw
この時期のFleetwood Macは最高ですよね。もう麻薬的な楽曲と思います。おそらくリンジィのギターに一番ハマったのかな。

2011/12/03 (Sat) 09:59 | hiroo #pAfneXZY | URL | 編集
No title

★hirooさん
 リンジーって器用なギタリストっすね。歌も上手いし、男前やし。
実質的にバンドを任せたのは正解やと思います。しかしコノ編成の時期。エエ曲、多いっす!

2011/12/03 (Sat) 11:51 | ezee #- | URL | 編集

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2011.12.03 (Sat) 09:51 | Smooth Jam
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