Surfer Soul Around 1980 / Various Artists * 2008 Universal

Groovy & Mellow
surfer soul

肩パット入れたようなスタイルがミラノ・コレクションなんかでも復活傾向にあるファッション界。トレンド通過直後は恥ずかしくなるくらい流行ものは古く感じますが、時が経ってもエエもんはキッチリ再評価されます。80'sの再評価が目覚ましいのは音楽も同じ。ここで紹介するサーファー・ソウルなる1980年前後のソウルは、ミュージシャン主導型の最後のソウルともいうべきディスコ通過後の軽薄なゴージャス感が売りのナンパな音。もうエエっちゅうくらいチョッパーの音が鳴ってたり、シンセドラムがスパイスで使用されたりってのはご愛敬ですが、根幹がシッカリしたもんをチョイスして再発してるこのシリーズは注目です。何十枚とラインナップされてますが、まずはサワリをってな方にもってこいの本作はサンプラー機能も果たすグッド・チョイスです。
 中身は元祖ディーヴァDiana Rossで79年の「ザ・ボス」からの 「No One Gets The Prize」、Gloria Gaynor 「Anybody Wanna Party?」とディスコ調で幕開けですが今でも通用する骨太感で迫ります。そして「リユナイテッド」しか知らんかったPeaches & Herbは「The Love Stealers」で腰にくるディスコ・ソウルが収録。根底に男気あるファンクを感じるThe Brothers Johnson 「Ain't We Funkin' Now」、大御所Atlantic Starr 「Kissin Power」あたりは流石に安定感抜群。キャロリン・クロフォードの熱いVoも光るBohannon 「Let's Start The Dance」では安っぽいサウンドさえ魅力的に聴こえます。ソングライターとしても有名なBell & James 「Livin' It Up」、チャカのグレイト極まりない声が冴え渡るRufus 「Any Love」あたりはCool極まりない展開で100点満点といっていい出来。シンセ・ベースとG単音カッティングの織りなすグルーヴにシビれるCentral Line 「Walking Into Sunshine」、ジャケのキワモノ感に惑わされていてはいけない極太グルーヴに華麗な歌声が乗っかるKlique 「I Can't Shake This Feeling」なんかも本シリーズの特徴的作品で、ここらにスポットが当たるってのは渋いところ。終盤は絶妙なファンク感覚もカッコ良すぎる大御所Con Funk Shun 「Lady's Wild」、ポップに変身したJTテイラー加入後のKool & The Gnag 「Be My Lady」、文句無しのファンクネスに浸れる大所帯バンド時代のCameo 「Freaky Dancin'」、オーティス・レディングとの活動から最高の模倣ファンクバンドに進化したBar-Kays 「She Talks To Me With Her Body」とこの上ない流れを構築。
「サーファーソウルってコピーだけが気にくわんこのシリーズ。でも要注目でっせ!」

Bell & James-Livin' It Up


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

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