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音系戯言

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Bobby Womack And The Valentinos * 1984 Chess

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The Last Soul Man ことボビー・ウォマックがデビューした頃に組んでいた兄弟グループ、ザ・ヴァレンティノズの編集盤。成熟期と比べると荒削り丸出しですが、60sソウル特有の何ともいえん魅力を醸し出してます。60年代初期にサム・クックの一番弟子的な感じでサムのSARレーベルで「It's All Over Now」などカヴァーも多いヒットを既に飛ばしてたヴァレンティノズが、サムの死後'65年にシカゴのチェスに移籍して残したシングルの寄せ集めってことです。60年代はスタジオ・ミュージシャン、ライターとしても大活躍のボビー(ウィルソン・ピケットとのコラポは最高すぎ)ですが、初々しい若き日の熱い歌声も捨て難い魅力に溢れかえってます。写真左のLPが最初出てましたが、大学の頃に確かワーナーからめでたく日本盤CDも出て喜んでレンタルした盤です。しかし今また廃盤状態みたいで、非常に不健康な状態ですが映画キャデラック・レコーズの便乗でもええから再発して欲しいもんです。
 さて中身はこの頃すでにソロとしても活動のボビーの単独録音も含まれたモンになっていて、どれも実にエエ感じ。ボビー含む5人体制の録音で超絶の逸品ジャンプとしての仕上がりを見せる「I Found True Love」にまずブッ飛びます。躍動感溢れるビートに、絶妙のホーン、武骨に切り込むボビーの歌声と至福のサウンドが爆裂です。この曲のカップリングであった「A Lonsome Man」もなかなかの迫力で満足。そしてソロ名義の「I've Come A Long Way」。もう黙って聴くしかないグレイト極まりない最高の出来で、後のウィルソン・ピケットの録音に何ら負けてません。またコチラも極上の出来と言うしかない「See Me Through」に、師匠サム・クック作で後に再録音もしてるグループ名義「I'm Gonna Forget About You」あたりも必聴です。一方ボビーの兄貴カーティスが歌う曲も味わい深い作品で、じつに優秀なミディアム「What About Me」、グイグイに迫るアップテンポ「Let's Get Together」に「Sweeter Than The Day Before」と魅力溢れる作品を残してます。特筆すべきは演奏でもボビーは「これぞソウルのバッキング」といえるイブシ銀ギターをあちこちで奏でておりコチラも聞き逃せません。
「恐るべしチェス・カタログの奥深さ。再発してくれたら今度はちゃんと買いまっせ~」

Bobby Womack and The Valentinos -- I Found A True Love



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