
ちょっと前もバラエティTVでのアカペラ・ブームとか、ゴスぺラーズのブレイクとかでハーモニー中心のヴォーカル・グループが脚光を浴びてましたが、なんやかんやいっても何時の時代も消えることのない魅力的な音楽スタイルであるのがDoo Wop。私の時代なんかはリバイバルで日本のシャネルズやビリー・ジョエルの「Longest Time」、ティモシー・シュミット「So Much In Love」なんかで最初にその魅力を体感しましたが、1950年代の黒人グループがお揃いのスーツで大型マイクを囲んで歌ってるような絵面は何ともカッコよくて、当時のモノクロのフォトなど眺めるだけで惚れぼれしました。「その本質を知りたいっ」と思い、20年ほど前に購入したオムニバスがこちら。さすがRhinoっていえる重要曲をばっちり押さえた抜群の選曲で、さらに魅力的なBoxも後に出ましたがコレは重宝しました。
やはりその魅力はシンプルで大衆的なところ。Rock'n Roll的なとこも含めて良いですが、ロマンチックなバラードこそがDoo Wop最大の魅力。まずDoo Wopていったら先ず「コレがいっちゃん好き!」とすぐ出てくるのが
The Five Satinsの「
In The Still Of The Nite」。イントロのシュルルシュビドゥ〜ってとこから、何百回聴いてもグッときます。そして'61年
The Jive Five 「My True Story」、'54年
The Cadillacs 「Gloria」も外せない良曲ですが、ちょっと垢ぬけない感じも愛着が沸く
The Blue Jays 「Lover's Island」や、泥臭いVoが最高の
The Pastels 「Been So Long」なんかは黒っぽさ満点で実にシビれます。またソウルの時代になってもシーラカンス並みの生命力で生き抜いたシカゴの大御所
The Dells 「Oh What A Nite」、ジャクソン5も演ってた
Shep & The Limelites 「Daddy's Home」、ドラマティックな歌唱にシビれるチェスの
The Moonglows 「Sincerely」、チュバチュバコーラスでお馴染み
The Flamingos 「I Only Have Eyes For You」と有名曲もしっかり押さえてます。マーティン・スコセッシの映画カジノでも使われた
The Velvetones 「Glory Of Love」、名作映画バック・トゥ・ザ・フューチャーでの名場面深海ダンスパーティで黒人バンドが演奏していた
The Penguins 「Earth Angel」など聞き覚えのあるアノ曲コノ曲もベストテイクで収録。本作のジャケにも登場の
The Heartbeatsは必聴の名バラード「
A Thousand Miles Away」が聴けます。白人グループでも
Dion & The Belmonts 「
Where Or When」、
The Skyliners 「
Since I Don't Have You」などトロトロの重要曲もバッチリ。最後は名門Vee-Jayの第1号アーティストで
The Spanielsの「
Goodnite Sweetheart, Goodnite」で渋く締め。こらぁたまらんです。
「スウィート・ソウル好きもビーチ・ボーイズ・ファンも必携のナイス・コンピ。とろけまっせ」