音系戯言

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Higher And Higher / Jackie Wilson * 1967 Brunswick

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 正月三が日もあっちゅう間に過ぎ、元旦からハリキリすぎの疲れが今になってこたえます。しかしながらなんやいっても正月の街中におったら「ほんまに不景気なんかいな」っていうくらい活気に溢れていて、すっかり気分だけはアゲアゲモードに突入です。「さぁ、やったろかい!」ってな勢いが大切な年始。しみったれたモン、聴いてられません。ここはやっぱ“ミスター・エキサイトメント”の異名をもったエンターティナー、ジャッキー・ウィルソンのイケイケ大ヒット「Higher And Higher」なんかがピシャリはまります。ジャッキーと言えば大学の頃にCDを買って喜んで皆に見せたら、あまりの知名度の低さにその場の空気が一瞬真冬になったほど日本ではマイナーな人ですが、サム・クックが村田英雄やとしたらジャッキーは三波春夫くらい(←しかし古い例え)の格が本国アメリカではあった人らしいです。関西でいったら桂三枝クラスです。映画なんか見てても、劇中なにげにエディー・マーフィーなんかが口ずさんでたりするのがジャッキーの「To Be Loved」だったりして、すでに故人とはいえ国民的大スターでモータウンの元祖ともいえるノーザン・ソウルのオリジネイターです。
 そんな事でジャッキー活動後期のイケイケ・ジャンプナンバー「Higher And Higher」をフィーチャーした本作は重鎮カール・デイヴィスの下で録られた名作。このタイトル曲はホント素晴らしい不朽の傑作で、スパイク・リーのアカペラ映画でもゴスペル・グループが歌ってハイライトとなってました。イントロのベース&コンガ、リズミカルなギター、突き抜け感抜群のジャッキーの歌と、何せいつ聴いても私をアドレナリン爆発状態に運んでくれるR&Bチャート1位の大ヒット。初期のバラードもドラマチックですが、この曲はタイトルどおり、もうほんまイケイケで最高です。もちろん他の曲もシカゴ産のブランズウィック印。悪いワケありません。バラディアーの真骨頂発揮となるスロウ「I Don't Need You Around」、ヴァン・マッコイ作のグレイト・ノーザン「I've Lost You」と前半から雑魚キャラが吹っ飛ぶ素晴らしさ。そしてファンキー・ソウル「Soulville」、ダレル・バンクスのノーザン傑作カヴァー「Open The Door To Your Heart」、シカゴ・ソウル炸裂の「You Can Count On Me」と中盤も聴きどころ満載です。終盤にもスマートな感覚が絶妙の「Somebody Up There Likes You」と何度もシビレさせてくれます。とにかく、熱くしなやかなジャッキーの歌唱に聴き惚れること間違い無しの名盤です。
「タイトルからして言うこと無し。ただもんやないオッサンであったことが一聴でわかります!」

Higher And Higher


Comments 2

Substitute

こんばんは。
ジャッキー・ウイルソンさんは、映画La Bambaで知りました。確かLonly Teardrops? 勿論本人のパフォーマンスではないのですが、えらいカッコ良かったです。
で、バッタもんのベストを1枚持っている程度しか聴けてません。
も、ちいと、真面目に聴かんといけませんな、コレは。

2009-01-05 (Mon) 22:30 | EDIT | REPLY |   

ezee

★Substituteさん
 あまりに日本盤が少ないジャッキー・ウィルソン。これは不健康な状態ですわ。私が初めて買った時も、ソニーから出てたベスト1枚しか選択肢無しでした。
メチャかっこええんですけどね~

2009-01-06 (Tue) 01:15 | EDIT | REPLY |   

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