Million Stars / 桑名晴子 * 1978 Philips

Cool Groove
halko million



 圧倒的な歌唱力で存在感を示し、日本でも大橋純子と並ぶ指折りの本格派シンガーと称される桑名晴子姐さんのデビュー作。感情豊かでセンス溢れる歌唱はティンパン一派や芳野藤丸関連のセッションでも有名ですが、ソロ作で魅せたシティ・ソウル然としたアルバムは今でも評価の高いところ。なにわのロックンローラーで実兄でもある桑名正博同様、関西音楽シーンの重鎮として今も君臨です。AOR寄りっていうか、今ではフリーソウル的って言ったほうが収まりがよいココらへんの音はやはり魅力的です。数年前、徳間が暴挙としか思えん1,000円再発で買えた本作は完成度が高い人気作となってますがリンクを貼ってたらとんでもない値段に・・。びっくりしました。絶対、また再発するであろう名盤なので今からの人は待つのが正解です。
 録音はL.A.で発売当時A面だったハワイ・サイドは元カラパナでフリーソウル的にも再評価されたマーク・フェアリーが仕切り。シングル・コイル・Gカッティングにブリブリのクラヴィネットが心地良すぎる「あこがれのSun Down」からカッコええ晴子節も全開。アニキ正博氏作曲のナイス・スロウ「さりげなく過ぎゆく時に」は曲間には台詞も入り少し時代も感じますがイイ曲です。ピアノをバックに歌われるバラード「I Remember You」は短い曲ですが晴子さんの強弱の付け方も絶妙でシビれます。カラッとグルーヴする「You're Song」、後のHalko名義の作品も彷彿の優しくフォーキーな自作曲「よそうよ」、ブラジリアン・ソウルなタイトル曲「Million Stars」とマークのお洒落なアレンジにレンジの広いVoが縦横無尽に駈けていきます。後半のビル・ペインらのリトル・フィート勢制作のB面部分はファンキー風味が濃厚に。チャカ・カーンさえ感じさせる「Give A Little」、軽快にグルーヴする「待ち合わせ」や、リズムもタイトな自作メロウ・ミドル「Set Me Free」と後期フィートの垢ぬけたファンキー・メロウな音にしっかり対応。オマケにはポップなシティ・ソウル風シングル「バニシング・ポイント」、筒美京平氏のグレイト歌謡ソウル「Keyふたりで」、スロウ・ジャム秀作「Easy To Say Good-Bye」も収録。お兄ちゃん譲りであろう良い意味での強引な歌唱がメロウ・サウンドに見事融合した傑作です。
「メロウな中に真のソウルをしっかり主張。いちいちカッコええ節廻しにシビれまっせ」

あこがれのSUNDOWN


テーマ: おすすめ音楽♪ | ジャンル: 音楽

Natural High 2 / Various Artists * 2002 Warner | Home | Expressions / 竹内まりや * 2008 Moon

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