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音系戯言

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Live At The Moonwalker / The Legendary Meters featuring J.B. Horns * 1993 Lakeside

meters JB

 市況悪化の中、業界再編があちこちで進み体力強化で生き残りをかけた企業間競争も熾烈になりつつあります。うちの会社も数年前ではありえない統合決行(現在婚約中)での規模拡大で乗り切る算段ですが、アナリストや顧客からも好意的に受け止められ一安心です。カラーの違うものが一緒になっても、なかなか上手くいかないケースが散見されますが、音楽界で有機的につわもの達が合体した好例がコチラ。なんと60~70年代にファンクの手本を示したJ.B'sとMetersの91年の共演ライブです。参加メンバーはJ.B's側がMaceo Parker(Alto)、Fred Wesley(Trombone)、Pee Wee Ellis(Tenor)のホーン隊。そしてMeters側はGeorge Porter Jr(b)、Leo Nocentelli(g)のオリジナル・メンバーに加え再結成メンバーでテクニシャンのRussell Batiste, Jr.(dr)、ニューオーリンズの腕利きDavid Torkanowsky(Key)という面子。アート・ネヴィル等が不参加なのが残念ですが演奏は荒削りながら臨場感バリバリで最高です。
 オープニングとなる「Intro」ではミーターズ名曲Look-Ka Py PyからJ.B.のSoul Powerへ繋ぐ粋な展開からJ.B.'sの大傑作Doing It To Deathとなる「Funky Good Time」へと流れる怒涛のファンク攻撃。ジョージ&ラッセルの最高のリズム隊に重なるJ.B.ホーンズ。マジでしびれます。お馴染み“Fred !”の掛け声から入る緊張感満載のトロンボーン・ソロ→ピーウィーのテナー炸裂、サム&デイブの“You Don't Know Like I Know”の遊び心溢れる挿入と最高の展開です。続くJ.B's古典「Pass The Peas」でもP-Funkのフレーズ挿入もあったりでCool極まりない流れ。ここでもフレッドのトロンボーンは絶妙です。そしてミーターズの名作Rejuvenationからの収録曲「Jungle Man」、「Africa」と次々に名曲披露ですが、中でもレオの幾何学的Gカッティングが冴えまくるグレイト・ファンク「People Say」あたりは絶品で“グルーヴとは何ぞや?”の答えを一発で導きます。またメイシオが演ろうと言ったに間違いないマーヴィン・ゲイのカヴァー「Let's Get It On」では、ムーディにサックスを決めた後に名曲“セクシャル・ヒーリング”の一節を織り込む憎い演出も。ネヴィル兄弟でもお馴染み「Fiyou On The Bayou」での土着的な感覚も、お見事。最後はJ.B.の定番バラード“メンズ・ワールド”のインスト版「Children's World」でドラマティックな締め。
「互いを尊重しつつ、素晴らしいグルーヴを構築。気持ちと技術の素晴らしき融合ですわ」

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