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音系戯言

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New Orleans Party Classics / Various Artists * 1992 Rhino

New orleans party

 独特のスタイルで世界中の音楽ファンを魅了するニューオーリンズ産ミュージック。形成のルーツはやはりアメリカ開拓時代のフランス・スペインの植民地での黒人奴隷制から端を発するところですが、面白いのは南部でも海に面した湿地開拓都市だった為、アフリカンなところもカリブ海経由であった部分。その中でヴードゥー教の影響や、打楽器を活用した独自のスタイルが出来あがったらしいですが、即興演奏重視だったところはジャズ発祥の地としても重要。こんな小さな田舎街でたくさんの名曲が輩出されたのに驚きですが、R&B・ブルース・ジャズが一緒くたとなった、まさにガンボ・ミュージックは楽しさ満開です。色んなコンピがありますが年代ごちゃまぜながら最高の選曲なのがライノ編集のこちら。
 オープン二ングから最高で地元祭マルディ・グラでも定番のProfessor Longhair 「Go To The The Mardi Gras」でこの上ない幕開け。ピアノに口笛がたまらんです。大ヒットHuey "Piano" Smith & The Clowns 「Don't You Just Know It」、偉人Fats Domino 「Jambalaya (On The Bayou)」、殿堂入りまでした要人Allen Toussaint 「Whirlaway」と絶妙の展開。また若き日のアート・ネヴィルが歌う55年ヒットThe Hawketts 「Mardi Gras Mambo」も正にパーティ・クラシック。船の汽笛音がたまらん「Sea Cruise」はヒューイ・スミスの曲ながらヒットした方のFrankie Ford版で収録。竹田和夫&Boys On RocksがニューイヤーロックFesで最高のカヴァーを演ってたのを思い出します。ゆったりしたリズムにだみ声が冴え渡るOliver Morganの64年ヒット「Who Shot Tha LaLa」、ロック畑との橋渡し役も果たしたDr.Johnはクラシック「Iko Iko」と重鎮が続々登場です。ネヴィル兄弟結集のきっかけとなったマルディ・グラ・インディアン・グループのThe Wild Tchoupitoulasの76年作からはカリブ色濃いレゲエのリズムを取り入れた「Meet De Boys On The Battlefront」、そして日本でもお馴染みの名曲「Hey Pocky Way」はNeville Brothersでの迫力あるヴァージョンが収録。現役でニューオーリンズ・ジャズを継承して活動するThe Dirty Dozen Brass Bandは最高としか言いようのない「Li'l Liza Jane」、Stop, Inc.のカーニバル・クラシック「Second Line」、The Rebirth Brass Band のファンキーな「Do Whatcha Wanna」と終盤のブラス・バンド3連発も超強力。色んなアーティストが演りまくってるので聴いたことあるのばっかですが、全て重要ヴァージョンで収録ってのがニクいところ。
「皆が惹きつけられるのが一発でわかる名編集。細胞が踊りよるのが分かる悶絶の18曲!」


「Hey Pocky Way」Neville Brothers

FRANKIE FORD - SEA CRUISE

Comments 4

まり

不思議な地域ですね!

Professor Longhair 「Go To The The Mardi Gras」
は波野井先生のお薦めで聴きだして気に入りました!
若い頃はクリフトン・シェニエのザディゴ・ミュージックなどを聴かされたので泥臭さが好きではありませんでした。
しかしGUMBOの「Iko Iko」でニューオリンズが好きになってきました。
いろいろ聴かんとアカンということですね(^^♪

2008-11-15 (Sat) 14:57 | EDIT | REPLY |   

波野井露楠

思わぬ所で、私の名前が出ていてびっくり!
まりさん、恐縮です(^^;)。
さて、この盤いいですね!
オリジナル盤もいいですが、こういうオムニバス盤もいいなあ。
これは真剣にチェックです!!
欲しいです(^^)。

2008-11-15 (Sat) 21:46 | EDIT | REPLY |   

ezee

★まりさん
 昔、ニューオーリンズの音楽って何でこんなに個性的なのかワケもわからんと、ただ単に「陽気な人ら」が集まったんやろとアホみたいに思ってました。
でもこういう地域性とか、その土地の匂いがする音楽はよろしいですわ~

2008-11-16 (Sun) 14:42 | EDIT | REPLY |   

ezee

★波野井露楠さん
 ネヴィルズの来日は観れませんでしたが、皆さまの熱いリポートでまたニューオーリンズ関連を聴きたくなりましたヨ。ドクター・ジョンなどは最初は泥臭すぎてダメでしたが、ニューオーリンズのソウル&ファンク関連聴いてから全てが受け入れられるようになりました。定番中心の楽しいコンピはやっぱ最高です!

2008-11-16 (Sun) 14:49 | EDIT | REPLY |   

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