FC2ブログ

音系戯言

ARTICLE PAGE

Funkoverload / Maceo Parker * 1998 ESC

Maceo_Parker-Funkoverloa.jpg



 「メイシオ!ブロウ・ヨ・ホーン!」と御大が叫べば、必ずナイスなアルト・サックスを傍で鳴らし続けた男、メイシオ・パーカー。ファンクの神、ジェイムス・ブラウンの全盛期を懐刀として支え、70年代はジョージ・クリントンのP-Funk帝国でも大活躍し、ファンク史の中でも最重要人物の一人として認識される人です。80年代に再び部分的にJ.B.とも合流したりしてましたが、90年代以降は自らのリーダー・アルバムを中心に発表。相方ともいえるトロンボーン奏者フレッド・ウェズリーはJazz丸出しのアルバムもソロで演ったりしてましたが、メイシオはJ.B.流儀のファンクを基本に据え素晴らしいアルバムを連発です。インスト中心の録音も多かった90sメイシオでしたが、息子コレイのラップも加え自らも歌いまくりのファンキーなアルバムがこちら。勿論、御大(当時は現存神として君臨)は不参加なので、独特の緊張感はございませんが直系のサウンドはJBsファンも大喜びのグルーヴィーなサウンドが満載です。この音の中にJ.B.自身もいて欲しかったと言いたいところですが、いたらいたで指示しまくりの筈ですから本人達にしたら多分うっとおしかったに違いないので「これでいいのだ」やということです。
 中身はオリジナル半分、カヴァー半分でバランス良くファンクしてます。多くに盟友フレッド参加やオルガンもしっかり交えたそのサウンドは往年のJ.B.'sのアップデイト版を彷彿させてくれます。冒頭曲でその名も「Maceo's Groove」と題されたいきなりのグレイト・サウンドは一気に興奮間違い無しです。コレイのラップも大々的フィーチャーですが、元々70年代のJB'sもラップみたいに御大が絡んでましたので何の違和感も無しでカッコ良さ抜群です。オリジナル曲はどれもファンク度100%と非常に満足度が高いブツが並びます。中でもJB's丸出しのアレンジで、メイシオの年輪を感じるVoやサックス・フレーズもクール極まりない「We're On The Move」や「Do You Love Me」などは思わず「よっしゃー!」とガッツポーズの鳥肌モンの逸品。またカヴァー曲も品質が高いトラック連発です。以前のライブでもよく取り上げていてよっぽどお気に入りと思われるマーヴィン・ゲイ曲「Let's Get It On」もラップ入りでなかなかクールですが、凄まじく上出来なのが「Inner City Blues」。マーヴィンの名作をこの上ないJB'sマナーで素晴らしき調理。天晴れの一語に尽きます。他にもスライの「Sing A Simple Song」、ルーファスの「Tell Me Something Good」を楽しくプレイ。古いR&Bでギャップ・バンドなんかも演ってた曲「Going In Circles」では唯一の落ち着いたインスト・スロウとしていいアクセントに。安心印の良いアルバムです。
「御大には失礼ながら、90年代以降はまともにJB's直系サウンドを継承してる人。これからも頼んまっせ!」

Maceo's Groove - Maceo Parker , Corey Parker

Maceo Parker "Let's Get It On"


Comments 2

hidekichi

このアルバムは

試聴してすぐにレジに走りました。これ以前にも数枚のアルバムを発表していたかと思いますが、これはまぢでかっちょ良かった!

超FUNKな内容でした。

2008-10-27 (Mon) 01:08 | EDIT | REPLY |   

ezee

★hidekichi さん
 試聴→即レジ。わかりますよ! 
この激ファンクなスタイルはホント大歓迎ですな
私など、だいたいJBファミリーの人は無条件に体が受け入れる仕組みになってますがコレは良かった~

2008-10-28 (Tue) 23:48 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply