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音系戯言

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Too-Rye-Ay / Dexy's Midnight Runners * 1982 Mercury

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 日本では一般的に一発屋みたいなイメージで認識されているデキシーズ・ミッドナイトランナーズ。それは今もあちこちで頻繁に流れ愛され続けている超名曲「カモン・アイリーン」の存在が大きすぎるところがありますが、他にも数枚アルバムも出しているようです。無知で申し訳ないですが、たしかにコノ曲の普遍的な良さは絶対的でイントロのフィドル&バンジョーからして何回聴いても気分アゲアゲになってしまいます。そしてかなり特徴的な要のヴォーカリスト、ケヴィン・ローランドの独特なソウル歌唱。米国60sソウルの影響下でケルティック魂を注入しジャグ・バンドのテイストも織り交ぜた独自のスタイルを突きつけた事は称賛に値します。当時はただ単にニュー・ウェーヴの一環で出てきたちょっと変わったバンドくらいにしか思ってませんでしたが、今から見るとコノ人等の個性は明らかに突出しています。ちょっと後から、このテイストを求めポーグスとかも聴いてみましたが、デキシーズほど耳に残りませんでした。
 アルバムは冒頭にも傑作「The Celtic Soul Brothers」が配置されていて、アルバムでも気分高揚間違い無しです。スカ・バンド風の「Let's Make This Precious」もフィドルにホーンがバッチリ効いていて楽しさ満開。もの哀しい雰囲気の3拍子曲「All In All (This One Last Wild Waltz)」、タイトルからして興味をひくヴァン・モリソン作の「Jackie Wilson said」、ケヴィンのソウルフルな歌唱も良いスロウ「Old」と良曲揃い。また中盤は「Plan B」、「I'll Show You」とケルティック・ソウル・ブラザーズの一丸となった勢いに乗った演奏が満喫できます。後半は、女性コーラスと泣き声のケヴィンの対比もシビれる「Liars A To E」、しみじみりーソウル組曲「Until I Believe In My Soul」と琴線をしっかり刺激。そしてオーラスは「Come On Eileen」。ほんまにポジティブなエエ曲です。あんまり名曲すぎて聴くたびにバンジョーまで弾きたくなるほどです。ジャーナリズムと絶縁宣言したり、メンバー入れ替えまくったりと偏屈の塊みたいなケヴィン・ローランドですが、創り出した音楽はピカピカに今も輝き続けています。パンクを通過した人だけあって尖がったとこも持ち合わせたとこも魅力で、独特のケルティック・ソウルが花開いてます。
「久々にオーバーオールが着たくなる名演がココに。偏屈男のこだわりソウルが熱い!」


Dexys Midnight Runners - Come On Eileen

Dexys Midnight Runners-Jackie Wilson said

Comments 2

Substitute

歳とともに。。。

おはようございます!
リアル・タイムで聴けたのですが、当時は好さが理解できませんでした。ジジイになって聴きなおしてみて、好ましく聴こえるようになりました。
ロック聴くにも年輪が必要。。。。若い頃には思いもよりませんでした。(僕の感性が鈍かっただけ?)
トラバさせてください。

2008-10-19 (Sun) 08:51 | EDIT | REPLY |   

ezee

★Substituteさん
 まいどです。ちょっと異質な感じな風貌だったデキシーズはカモン・アイリーンで一発ノックアウトされました。
年齢重ねてエエと思えるのは、確かにありますな!
私はジャズがまさにその類い。これはHip Hop通過のおかげです~

2008-10-19 (Sun) 12:29 | EDIT | REPLY |   

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