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音系戯言

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Moon Child / Char * 1982 Vap

moon child char



 中秋の名月です。ゆっくり月見して団子食うっていう悠長な習慣も我が家にはございませんので、チャーのイカしたギター聴きながら秋刀魚食ってビールでも飲むのがエエかもしれません。ちょうど私も四十の大台も迎え、基本に立ち返りギターを手にするに相応しいアルバムはまさにコレ。そんな事でチャーのセンス溢れる82年のソロ・アルバムの紹介です。上手いってことに裏打ちされた上で、音を楽しむことのカッコ良さをイヤというほど教えてくれるチャーの音楽は、さりげなく小粋に演ってるとこがまた憎いところ。どんどんミュージシャン不在の音楽が増殖して、一抹の寂しさも感じる今日この頃。こういう卓越した腕前のプロの音楽はやっぱ惚れぼれします。
 さて中身はいつものことながら無茶苦茶カッコええ内容です。 本作の特徴は82年時点での自分の歴史を統括したような内容で、過去に在籍したバンド・メンバーなどが集結してレベルの高いセッションを繰り広げてます。まず象徴的名作が冒頭2曲に収録。当時バリバリだったJohnny Louise & Charのメンバーそのままで録音された「Apple Juice」に「からまわり」。両曲ともスタジオ入ってギターをプラグインしたらついつい弾いてしまうカッコええリフの曲で、大学生の時などエエ加減なコピーでいっつも合間にジャムってました。スリリングなチャーとルイズルイス加部とのギター&ベースのユニゾン・ソロは今聴いても絶品で、クリームのクロス・ロードのチャー版みたいな感じが鳥肌モンです。またソロ・デビュー前に組んでたという伝説のバンドSMOKEY MEDICINEのメンバーで録った曲も凄い良いです。金子マリ(Vo)、鳴瀬喜博(b)といったファンクな連中と、まるでちょっとハードなチャカ・カーン&ルーファスのようなCharが堪能できます。激ファンクな「Show What You've Got Inside Of You」、リラックスした雰囲気が秀逸なスリードッグナイトのヒット「Joy To The World」と、金子マリのソウルフルな唄が実に心地良いです。藤井章司(Dr)、佐藤準(Key)とのPUPPIESなる3人ユニットでの曲は、後にピンク・クラウドでも演るレゲエ・リズムが新鮮な「Last Night」が秀逸。また74年頃組んでたというCHARLIE FUNK PARTYでは「Ride On Me」など骨っぽい重心の低いロックを披露。73年頃のバンドSHOCKでの「She Cut Jam」はファンク・バンドが演るようなインストでリラックスしたプレイを聴かせてくれます。色々なメンツでの楽しいセッション・アルバムですが、何にせよチャーのセンスがどの曲にもしっかり充満していて統一感もバッチリ。
「今も基本的に変わらんスタンスで前線で活躍するChar。カッコ良すぎでっせ。」

からまわり




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