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音系戯言

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Neptune / 久保田利伸 * 1992 Sony

Neptune ku



 じつにクソ暑い、今年の夏。なんぼ常から「やっぱ冬より夏やで」と主張してるのも「ごめん、あれウソやし」と言ってまわりたくなります。会社の同僚に聞いたところによると、26度ってのが最も人間が活発に活動できるらしいです。こうも暑くなると仕事もダルダルで、電話1本とPCのみでデスクから一歩も動く気無しの横着モード突入です。ノータイ、クールビズがこれほどありがたいと思ったことはなかったです。家のBGMも、マゾ的にO.V.ライトやオーティス・クレイなんかの激熱Deepなのを聴くのもオツなもんですが、さすがにキツいです。やはり涼感誘うジャケや清涼系グルーヴに限ります。そして「the BADDEST」以降、一気に気になり始めたクボタが、「ずっと、つきあいまっせ」と決心するに至った大傑作がこの涼しげジャケNo.1でもある本作です。シングル・ヒットも入ってない地味な位置づけのアルバムかもしれませんが、圧倒的なクオリティで迫る傑作です。
 さて中身はイケイケ・アッパー「真夜中の太陽」でスタート。タワー・オブ・パワーの全盛時を支えたレニー・ピケットのテナーに、タワサ・エイジーのコーラスも光る佳作ですが、今迄のイメージを踏襲した安全牌みたいな曲でまだまだ序ノ口にすぎません。グッとくるのが心地よさ抜群のナイス・グルーヴが脊髄まで染みわたる大傑作「To The Limit」が早々に登場。マザー・アースへの参加以来、クボタの片腕といえる柿崎洋一郎の素晴らしいアレンジや、ストーンズでお馴染みのダリル・ジョーンズのブッといBassプレイも光る最高のミッド・グルーヴ炸裂です。哀愁ボッサ調「Adeus Meu Amor」を挟んで、また素晴らしいのがバーナード・パーディの入魂スネアが聴きものの「トランペット吹きながら」。クボタ流ファンキーが光る逸品でランディ・ブレッカーのミュート気味のペットに呼応し「にっちもサッチモ、いかずにマイルス」とカマし、「心はマウント富士~♪」と何の照れも無く唄えるクボタはやはりイカしてます。一見しょーもないミッド・スロウかと思いきや極上のサビが待ち受ける「夏の子午線」や、反則的な癒しスロウ「Sweet Dreams」も聴きもの。そしてコレまた凄まじいのが爆裂ファンク・チューン「Let's Get A Groove」。ミシェル・ンデゲオチェロの地を這うBassにマイケル・ブレッカーのぶりぶりサックスが吠えまくる極上グルーヴに昇天です。後半もカリンバみたいな音が本作No.1の涼感グルーヴを醸しだす「Pump Up Your Gold」が首の汗をしっかり冷却。ほんま何回も聴きまくったナイス・アルバムです。
「どう考えても日本R&B界の功労者。レコード・コレクターズでも特集くらいやってほしいもんです」

Comments 2

nkmrakiko

コレ最高です♪

はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいてます。
夏が来ると必ず引っ張り出して聴いてしまう、クボタ師匠のこの名盤。
まさかここで出会えるとは・・・!感激♪
今日はあまりに嬉しくて初コメントです。
これからも楽しみにしてます。

2008-08-08 (Fri) 00:11 | EDIT | REPLY |   

ezee

★nkmrakikoさん
 ようこそ and おおきにどす。
100%中古屋でもガム以下で買える値段の名盤です。風化が早いのか、安くなるのも早いクボタ師匠。コレなんか今でも定価の値打ちが充分にあると思うんですけどね~
 

2008-08-09 (Sat) 15:45 | EDIT | REPLY |   

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