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音系戯言

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Star / 702 * 2003 Motown

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 処暑も過ぎ涼しくなったのに、溜まりたまった仕事に追われ今さらの夏バテです。そんなときは、キャピキャピの女子の声を聴くのがせめてもの救い。近年のモータウンでは比較的健闘してたのがこの3人組“702”は、いやいや仕事モードに戻さなあかん私を奮い立たせてくれます。なかなかの良作だった1stの時は、オボこいティーングループでした。声も体も成長しての気合入ったこの3作目は勝負作だったのに、今やすでに音沙汰無し。ショービジネスも厳しいもんです。ラスヴェガス出身らしく豪華なプロデューサーも集結した本作でしたが、二流ファッション雑誌みたいな安っぽいジャケが災いしたのでしょうか。3作目のこれで打ち止めのようです。
 期待に反してたいしたヒットもしなかった本作ですが、今も飽きないナイス・トラックがちょこっと入ってるので中古で売り飛ばすのも忍びない1枚です。それは何といってもブランディやサンシャイン・アンダーソンを手掛けたマイク・シティの制作曲。シンプルながらクールなグルーヴが激気持ちエエ「Stringing Me Along」は3人グループのコーラスも活かした秀作。微妙に漂うファンク臭もええスパイスになってて、最初どうっちゅうことない曲にしか思えんかったコノ曲が結局一番のお気に入りです。終盤の淡々と歌い込む「Jelousy」でもなかなかの相性でこの3人組の地味な良さを浮き彫りにしてくれてます。またTLC、デスチャで一気に名を上げたシェイクスピアも好曲を提供。クールな展開の「Feelings」、デバージI Like It使用の「Come & Knock On My Door」、ラテンタッチのギターに変態的ベース&バスドラが気持ちええ「No Way」等は何れもが好感触です。ただ奇をてらった冒頭ナンバー「Let Your Hair Down」はデスチャがやりそうなナンバーで正直すぐ飽きましたが、エキセントリックなトラックでインパクトだけは大です。また前半のハイライトは何といってもネプチューンズ関連曲で、最初すぐ「よっしゃ」と思ったのが2曲目のタイトル・トラック「Star」。セクシーさが増した3人の声にネプチューンズのプロダクションが冴えを見せるクールなダンス・ナンバーで当時、デビュー直後のClipseもラップ参加。マリオ・ワイナンズがクール&ザ・ギャングを使用した「Trouble」なんかも抑えめのヴォーカルがセクシーでなかなかです。起伏に欠けるのが惜しい「Better Day」はバックワイルドにフェイス・エヴァンスが制作に関わった期待曲だっただけに拍子抜けでしたが、本編最後のザ・キャラクターズの「I'm Wit It」は癒し系スロウ・ジャムで背伸びしない彼女達が堪能できます。エキセントリックな曲は即効で飽きましたが、後半にかけ尻上がりに良曲が集中してます。
「そこそこエエのに惜しいです。キラーチューン一発あったら今頃存続やったのにって1枚。」

Stringing Me Along



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