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音系戯言

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Shine / Estelle * 2008 Atlantic

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 カニエの旦那と、そのファミリーの番頭ジョン・レジェンドの一押しで全世界注目の中、本アルバムをドロップしたエステル嬢。全然知りまへんでしたが、これはデビュー作ではなく2ndだそう。実は出身地ロンドンで発表した前作も地元では注目だったらしく、ジョン・レジェンドのツアーの前座やら様々な客演をこなし、堂々のN.Y.引っ越し後のワールド・ワイド・デビューみたいです。おやっさんがカリブ出身らしくレゲエ・テイストもプンプンで、かつRapと歌の両刀使いっていうのもあって、「ローリン・ヒルに勝るとも劣らん」とか言われてる本年ブレイクのお姐ちゃんです。ローリン以外にも、ちょっと前におったSmoothとか“両刀”の名人が女性には結構いるような気がしますが、やっぱ女は器用です。仕事でも何でも女性の方がソツなくこなしますもんね。しょーもないもんに拘って上手く生きられないのが男。生命力も断然、女性の方が上ですもんね。そんな事で、この器用なエステル嬢。親が聴いとったルーツ・ミュージックや自分が聴いてきたHip-Hopやらを柔軟に吸収し、えらい気持ちええアルバムを送り込んでくれました。
 さてこの良質素材を巧みな包丁さばきで料理してくれるシェフは一流の面々ばかりで、食う前から心躍ります。ツカミはウィル・アイ・アム制作「Wait A Minute (Just A Touch)」でスレイヴ&スクリーミン・ジェイ・ホーキンスをサンプリングした実にCoolな曲でバッチリです。続くカリブ・テイスト溢れる「No Substitute Love」では何とジョージ・マイケル「Faith」使用のワイクリフ&ジェリー・ワンダ制作。注目のカニエのラップ参加ウィル制作の「American Boy」に続いては、興奮のカニエ・テイスト曲「More Than Friends」が登場。個人的に大フェイバリット曲のアレサ版「明日に架ける橋」サンプリングの哀愁感はたまりません。なかなかのカニエ臭もグッドですが実際の制作はカニエ・ファミリーのkeezoです。“やりまんなぁ”とお声掛けしたい気持ちです。また夏に似合うマキシ・プリーストが昔やってたようなラヴァーズ「Come Over」、ワイクリフ・チームお得意のボブ・マーリィのサンプリングがHipな「So Much Out The Way」と良質カリブ・エキスもしっかり注入。そして後半にもガッツポーズ連発の展開が。まずラブ・アンリミテッドの早回し炸裂がキマる「In The Rain」でグッときた後に一呼吸置いて、師匠John Legendの登場となる「You Are」です。コモンとかにも通ずるスモーキーでジャジーなサウンドに二人が怪しく絡む様はほんまにグレイト。本編最後も抜かりなくスウィズ・ビーツ曲でタイトルともなった「Shine」でパーカッシヴに締め。最近ガックリが多いボートラも見逃せません。極めてローリン的な「I Wanna Live」に、Hi-Tekアルバム収録曲の長尺版「Life To Me」の2曲はまさにボーナス気分です。特にスモーキー・ロビンソン・サンプリングのザラつき具合が絶妙の前者は必聴のヒップ・ホップ・ソウルで興奮間違いなしです。
「ローリンほど衝撃的では無かったにせよ、この身のこなしは流石。今後注目必至!」


More Than Friends


Wait A Minute (Just A Touch)


Comments 2

あ~る

この前CDショップでこのアルバムが店内演奏されてて、「これはいいなあ」と思って即買いしました。
ezeeさんのブログで紹介されてたのは今気付いたのですが(汗)
ひょっとしたらどこかにその記憶があったのかもしれませんね。
ナールズ・バークレイのメンバーの人が一緒に歌ってる、「pretty please」という曲がお気に入りです。

2008-07-21 (Mon) 16:05 | EDIT | REPLY |   

ezee

★あ~るさん
 これタワーとかでよく流れてますよね。私も最初それでやられました。ラップも歌のアプローチもセンスをひしひし感じます。次も楽しみです~

2008-07-22 (Tue) 00:03 | EDIT | REPLY |   

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