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音系戯言

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Live At The Apollo / B.B. King * 1991 MCA

B.B. King


 
 ブルース界の大御所、B.B. King。ギターもさることながら、ゴスペル直系の貫禄充分の唱法がメチャ好みな人です。クウィーンとお得意メジャー系のスケールで歌うように奏でるギブソン・セミアコをかまして、でっかい腹の横っちょにギターを移動させ雄大に歌う様が何ともたまりません。何といっても歌う時の顔がいいです。常に「どや顔」です。少々ミス・トーンが出ようがこの顔が全てを帳消しにしてくれます。包み込むような優しさにあふれ、時にグッと睨みつけたりと実に表情豊かにブルースを奏でる様は人間味に溢れ親しみもわきまくりです。CDであろうが何であろうが、それはしっかり伝わってきます。本作はブルーノート諸作でお馴染みのジーン・ハリス(p)やケニー・バレル(g)を擁したビッグ・バンド(The Philip Morris Super Band)のオーケストラ・サウンドとB.B.が相性抜群で、ルイ・ジョーダンやルース・ブラウン等が活躍した頃の古き良きR&Bの味わいも存分に楽しめます。B.B.の適度にオーバードライブさせたお馴染みの音も快調に響き渡るってなもんです。
 さて本アルバムの1発目はU2との共演で話題になった「When Love Comes To Town」です。U2のアルバムでは重ためのアレンジで演奏されていた曲がココでは軽快なアップ・テンポに。見事なビッグ・バンド・アレンジが施された仕様となって、いきなり気分高揚ノリノリ間違いなしです。18番となるブルース「Sweet Sixteen」の後は、必殺の傑作「The Thrill Is Gone」の登場です。イントロだけでゾクゾクしちゃいますが歌が入ってからがさらに圧巻。歌1小節目だけで客の歓声が湧き上がります。ビッグ・バンドとの共演で聴くこの曲もブルージー・ソウルって趣きが加速しメチャええ感じです。ゆったり歌われる「Ain't Nobody's Bizness」、ブギ調の「Paying The Cost To Be The Boss」と絶好調に歌いあげますが、何よりもワン&オンリーのB.B.のギターも冴えてます。やや苦手なマイナー・ブルースの後はクラシック的名曲の連発。「Night Life」、「Since I Met You Baby」、「Guess Who」とここでも実に気持ち良さげに歌うB.B.が最高です。そして最後は軽快なソウル・ナンバー「Peace To The World」で締め。観客も“ルシール”も心地良く歌ってます。
「さすがKing Of Bluesって言われるだけあります。並やない貫禄で圧倒勝ちですわ」

When Love Comes To Town



The Thrill Is Gone


Comments 4

リュウ

BBはもう(絶句)彼の奏でるギターの一音、声、そして観客の矯声、それが揃った時、感無量です!行き着くトコまでやって欲しい人ですね♪

2008-06-10 (Tue) 05:22 | EDIT | REPLY |   

クラムボン

BB&アルバート

いいですねぇ、B.B.キング!私、30年くらい前にB.Bとアルバートの両キングが一緒に来日した時に見に行きました(名古屋市公会堂っていう古くて狭いホールです)。ゴージャスなバンドを引き連れたB.Bももちろんよかったですが、それに比べて貧相なバックバンドのアルバート・キングさんのギターの音が無茶苦茶大きくてかっこよかったのをよく覚えております。「スリル・イズ・ゴーン」のシングル盤でトラックバックさせていただきました!

2008-06-11 (Wed) 00:22 | EDIT | REPLY |   

ezee

★リュウさん
 ほんと、トコトン演って欲しい人です! なんかこの人の顔見てたらホッとするんですわ。何なんでしょうね。小さいことにかまってられんわい、ってな気になります~

2008-06-13 (Fri) 00:30 | EDIT | REPLY |   

ezee

★クラムポンさん
 僕も大阪の野外音楽堂で二人の共演見たことあります。同じブルースでも対照的でした。一番、覚えてるのはアルバートさんが弦が切れたのに、堂々とスペアに変えず曲中に張り替えてたこと。大物はちゃいまんな~

2008-06-13 (Fri) 00:33 | EDIT | REPLY |   

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