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音系戯言

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Soul The Hits / The Ikettes * 1965 Modern

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  「切れものアイク・ターナーのイイ仕事 俺のおかげ編」と「俺が主役編」と称賛に値するタイトル名が付けられた追悼盤も出て再評価の機運も高まるアイク・ターナー。存在感抜群の強引なザクザク・ギターでのブルースもいいですが、アイク&ティナ・ターナー・レヴューでのソウル・エンターテインメントがアイクのイイ仕事でも最高峰。そのレヴューでもティナのバックで踊り狂い、可愛いコーラスを奏でていたガールグループ、アイケッツです。アイケッツ単体でレコードも出していて、メンバー変遷は激しかったようですが力量も内容的にも最良の時期だったと言われるのが60年代中盤だそうです。アイク関連でもひと際ポップで最もキラキラした当時のモータウン等にも感化されたポップス寄りのアプローチは個人的に大好物で、アイクのベタで泥臭いスパイスも絶妙に塗されたR&Bスタイルは実にエエ感じです。レコーディング・メンバーにはデラニー&ボニーのボニーやP.P.アーノルドもいたというアイケッツで、実際誰が何時おったってのはサッパリ分かりませんが、こんなもんまで(←失礼)24bit デジタル・リマスターで迫力あるクリアな音源となって聴ける今の再発天国はほんと良い時代です。
 さて本作は元々12曲収録LPがオリジナルですが当時の音源が+17曲で29曲ブチ込まれた大盤振る舞いのアイケッツ初期の集大成的決定版。やはり魅力的なのはガール・グループらしさを前面に押し出した曲で、フィル・スペクターの懐刀クリスタルズの「Da Doo Ron Ron」やモータウン・ライターの作品「I'm So Thankful」、アイクのペンによる元気溌剌「Lonely For You」、当時のヒット曲焼き直しながら最大ヒットとなった「Peaches 'n Cream」、ハーモニーもビシッと決まる「Fine, Fine, Fine」あたりはグレイト極まりない出来で胸躍る快心の出来。また当時のJBが取り組んでいたファンキーさに通じる激烈ダンス・ナンバー「Camel Walk」やアイク&ティナで演ってたようなブッといグルーヴが五臓六腑に染みわたる「Don't Feel Sorry For Me」なんかも見逃せん強烈ナンバー。追加曲もアイクの「何でもカッコええもんは演ったれ」的精神が貫かれたイナたい好曲がズラリ。アイク先生と思しき低音コーラスも楽しい「The Biggest Players」や定番ポップス・アイケッツ版「The Loco-Motion」、アイク&ティナ・スタイル丸出しの「You Can't Have Your Cake And Eat It Too」などプ~ンと臭ってきそうなトコも最高な曲も満載ですが、ゴスペル的歌唱がえらいカッコいいVanetta Fieldsをフィーチャーした曲が白眉。サザンソウル的世界が炸裂する「You're Still My Baby」、熱すぎる熱唱に腰がガクガクになる「Give Me A Chance」などアイクも大満足だったに違いない迫力で圧倒します。
「アイクの俺って凄いやろ編と名付けたい名演集。なんでもありの、ごった煮感もよろしおまっせ」

Camel Walk


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