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音系戯言

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Stax Of Funk. / Various Artists * 2000 BGP

CDBGPD133 (1)

 メンフィスの名門スタックス。近年のレーベル復興は嬉しいニュースでしたが、最盛期はオーティス・レディングからカーラ&ルーファス・トーマスなどを擁した南部最大勢力を形成した一大レーベルです。アトランティック傘下を離れた第2期には70年代突入ってこともあって良質ファンクも大量に量産です。そのスタックス・ファンクを集めた企画モンですが、一般的な有名ヒット中心やないのと、カッコええジャケがミソのBGP編集はこだわりの1枚です。Hip Hop時代になってサンプリングネタとしても大人気で、そのグルーヴは脈々と受け継がれてます。アイザック・ヘイズのシャフトなんかのスタックス有名ファンクを一通り押さえた人も、「なんじゃこりゃ?」って曲も収録の本盤はなかなか楽しめます。
 まずはメジャー組から。冒頭を飾るMr. Big Stuffでお馴染みのJean Knightはゆったり調にアコギ・カッティングが心地よい「Do Me」が収録。レディソウル系は他にも充実で、モータウンにも在籍していたKim Westonの豪快ファンク 「Brothers And Sisters」、同じくブルージーな持ち味のMable John 「Running Out」が選出。野球で言うとセ・パ両リーグで活躍したようなもんで、なかなかの経歴です。またホイットニーのおかんシシー・ヒューストン在籍で有名なThe Sweet Inspirations 「Slipped And Tripped」、切れ味抜群の歌唱がたまらんInez Foxx 「Watch The Dog That Brings The Bone」あたりも見逃せん秀作でナイスグルーヴ炸裂です。男子では永遠のティーンエイジャーRufus Thomasは渋いところで「Turn Your Damper Down」に加え楽しさ満載のナイスファンク「Funky Hot Grits」、何でも吸収の姿勢が素晴らしいベテランThe Bar Kays 「Sock Soul」、ブラック・ムーヴィーの巨匠Melvin Van Peeblesは「Hoppin' John」、第2期スタックスを支えた名グループSoul Childrenはなんとビル・ウィザーズの激渋名ファンク「Who Is She (And What Is She To You)」とつわもの達のファンク魂が十分に堪能できます。超メジャーやないですが、ブルース・ハープの名手Little Sonny 「Eli's Pork Chop」やサンプリングでもよく取り上げられるBlack Nasty 「Getting Funky Round Here」あたりの泥臭い感覚はめちゃめちゃカッコええです。知らんかった人等の秀作もじゃんじゃん収録でコレがまた聴き逃せん熱さですねん。塩辛ヴォイスもグッとくるLee Sain 「She's My Old Lady Too」、激昂型シャウターHarvey Scales 「Broadway Freeze」、男臭プンプンのRound Robin Monopoly 「Life Is Funky」あたりは最高のグルーヴを放ってくれていて、ちょっとその気がある人ならDeepなファンク・ワールドに引きずり込まれること間違いなし。
「かっこええレーベル・ロゴ同様、フィンガースナップしちゃう名ファンクがごろごろ。さすが名門ですわ」
Harvey Scales & The Seven Sounds - "Broadway Freeze"


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