Shine A Light / Rolling Stones * 2008 Universal

Rolling Stones
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 先日、会社の営業部門にイベント運営を説明に行ったら、そこにおる後輩のストーンズファンの一人から「新作聴かはりました?」と目をギラつかせて喋ってきました。「いや、じつはまだなんや・・」と言うと「えーっ!何してはりまんの。ほんまにファンでっか。それはヤバいでっせ」とまるで悪人のようにまくしたてられ、私が朝講をしにいった催事のことなど一つも触れずに営業に出ていきました。「何なんや、あいつは。もっと仕事で食いついてこいよ」と思いつつ、一方でムキになってその足ですぐ買いにいっちゃいました。ここ10年のストーンズはスタジオ録音は寡作なれど、ライブは何やかんや出てるような感じがあったのと、フラッシュポイント以降のライブはサポートがっちりの出来すぎの完成品が多くブラウンシュガーなんか聴いてもどれに入ってるライブか判別できんくらいの予定調和的な面があったので、なんとなくすぐに手が出ませんでした。しかしながら聴いてみるとコレはなかなかですぞ。ストーンズにしては小規模な会場N.Y.ビーコンシアターで全編録られたせいか、生々しさ抜群で演奏にも適度に緊張感がある素晴らしいライブとなってます。本来は名作「ラスト・ワルツ」や「タクシードライバー」を手掛けたセンス抜群のマーティン・スコセッシが撮ったライブ映画のサントラってことで、そちらもポイント高しです。とか言いつつ購入時に悩ましいジャケットにそそられたマライア・キャリーの新譜と相当迷ったのですが、90年以降のライブでは一等賞とも思える出来栄えに大満足です。
 今回はバリバリの王道「Jumpin' Jack Flash」からスタートですが、荒々しさもシビれる活きの良い演奏でいきなり興奮です。また個人的に鼻息が荒くなるのが続いて演奏される「Shattered」、「She Was Hot」、「All Down The Line」とストーンズR&Rセレクトなるカセットを作ったりしてた時も必ずチョイスしてた名アップが連続に収録されてるとこです。冒頭からセンターステージのような展開に、こっちのヴォルテージもグイグイ上がります。また大傑作「Some Girls」から表題曲の他にテンプス・カヴァー「Just My Imagination」、「Faraway Eyes」と多めの選曲も嬉しいところ。王道選曲どころでは、やはり最高なのが「Tumbling Dice」に「Start Me Up」。ほんまにカッコええ曲やと改めて実感です。ゲスト共演もふんだんに収録で、相性抜群の気持ち良さのホワイト・ストライプスJack Whiteとの「Loving Cup」に迫力満点のChristina Aguileraの「Live With Me」とありますが、注目はBuddy Guyとのブルース「Champagne & Reefer」。ストーンズの上を行くジジイの登場です。耳が遠いわけでもないでしょうが声も大きく、皆が大音量でセッションしてるのは実に頼もしく、これからの年寄りのKeyは爆音やとさえ感じる元気さです。今後の老齢社会を明るく導きます。他では初期の美メロ「As Tears Go By」や81年U.Sツアーを彷彿させるキースの「Little T&A」収録も嬉しいところ。サプライズ選曲では「Undercover Of The Night」が秀逸ですが、「Connection」もエエ感じです。地味なアルバムだった“Between The Buttons”も俄然注目しちゃうハードなアレンジはなかなか。そして最後はタイトル曲「Shine A Light」で渋くキメ。しかしミック・ジャガーのこの若々しさは驚愕です。60代半ばには思えんハリのある声で正に衰え知らず。マジで90くらいまで演るんちゃうかと思っちゃいます。
「こらぁ映画が楽しみですわ。シアターで絶対見なあかんと心に誓わせる、ド迫力ライブ盤が誕生」
 
Shine a Light (2008) - OFFICIAL TRAILER


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

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コメント

実は、自分もようやくゲットした仲間?です。フラッシュ以降、持ってません(笑)それで躊躇していたのですが、バディの噂聞き付け、それ狙いで購入(笑)ところが、本体がとんでもないライブ!選曲が実に良いですよねー。

2008/04/20 (Sun) 05:55 | リュウ #- | URL | 編集
映画は早く観たい!

選曲でほしくなりました。映画をみてから買おうと思いました。マーティン・スコセッシ監督なら間違いおまへん!

2008/04/20 (Sun) 07:38 | まり #- | URL | 編集
Undercover無し版Shine A Lihght

こんにちは。僕もようやく入手しました。
聴き始めたら、昼寝しちゃった(何というテンションの低さ、年か?)ので、中身はまだチャントコメントできまへん。
うつらうつら聴いていた中では、Some Girlsからの曲に好印象。また、過去のライブと比べると、ベースの音を大きく録っているような印象。
何時ものように安い輸入版を買ったので、Undercover of the Nightが入ってませんでした。良かったですか?

2008/04/20 (Sun) 17:29 | Substitute #- | URL | 編集

本編、楽しみですよね!
まだまだ先のことですが・・・

今回はゲストもなかなかなのでは。
ぼくは、アギレラに釣られてしまいました(笑)

2008/04/20 (Sun) 23:44 | starfish #dWupqUn6 | URL | 編集

★リュウさん
 意外と・・と言ったら失礼な話ですが、十分に満足させてくれました。バディ・ガイはマディのカヴァーやったんすね。オリジナルは知りませんが・・ えらい迫力のブルースですね!

2008/04/21 (Mon) 02:11 | ezee #- | URL | 編集

★マリさん
 映画で81年ツアーの「Let's Spend ~」を子供の頃見て、ピンク映画以上に興奮したのを覚えています~
おっしゃるとおりマーティン・スコセッシ監督ってのが期待させてくれますな。楽しみです。

2008/04/21 (Mon) 02:14 | ezee #- | URL | 編集

★Substituteさん
 私も新幹線の中で聴いて、寝ましたよ。お互い、アルバム1枚聴くのは大変な年にさしかかったのか・・
でも1枚目のSome Girls関連はホント良いですな~「Undercover~」はアフロなアレンジで結構テンションあがりますが、無くても十分楽しめると思いますよ!

2008/04/21 (Mon) 02:21 | ezee #- | URL | 編集

★starfishさん
 ゲスト参加曲はアギレラも健闘でしたが、ジャック・ホワイトも良かったですね~ いつも思うけど、ストーンズ側が提示して「コレで」って共演するのか、ゲストの希望なのか興味あります。アギレラが「Let It Bleed」を愛聴してたら何となく嬉しいのですが。

2008/04/21 (Mon) 02:26 | ezee #- | URL | 編集

ezeeさん、こんばんわ。ご無沙汰です。
さっき新聞見てたら、このアルバムがアルバム・チャートの10位に入ってるのですね。決してベスト盤的ではない渋い選曲の二枚組のライブアルバムが。そんなに多くの日本国民がバディ・ガイの、どブルースを聴くのか??と微妙な気分になりました。そんなに多くの日本国民がストーンズ好きなら、もうちょっと粋な国になっててもいいのになぁ、なんてね。

2008/04/23 (Wed) 01:18 | goldenblue #- | URL | 編集

★goldenblueさん
 このアルバムってそんな売れてるんですか!
それは凄い。私も最初そうでしたが、「何かよう分らんけど売れてるし買う→中身の曲を探究→ルーツの良さ発見」とそっから枝葉が広がりました。
こっからまたSome Girlsとか聴かれて、テンプスとかに広がるって良い流れができるんですな~

2008/04/23 (Wed) 12:02 | ezee #- | URL | 編集

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