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音系戯言

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Wild One / Thin Lizzy * 1996 Vertigo

thin lizzy



長身のアフロヘアーの大将がハードなロックやってるって構図が最高のバンド、Thin Lizzy。最初FMで「Cowboy Song」を聴いた感動は忘れません。哀愁あるメロディにパンチの効いたサウンド、そしてフィル・リノットの男らしい個性あふれる歌心。こんなハードロックが聴きたかったんやっと心底思えるええバンドでした。いまだにKISSと共にハードロックといえば私の中ではこの人等です。そらぁもうアイルランド出身で自らのバックグラウンドを大切にしたフィルの魅力に尽きるのですが、バックのドラムのタイトさやツイン・ギターのハモリを多用したサウンドもこのバンド独自のものでフィルの歌をしっかり盛り上げます。そして何よりベースを弾きながら歌う姿がヤケにカッコええ詩人フィル・リノットですが解散後、残念なことにオーバードラッグで80年代半ばに他界。ほんまにエエ曲の書ける人やと思ってたので残念なことでした。こういう存在感を持ったバンドはありそうでありません。この2枚組ベストをたまに聴くと、名曲だらけやんけと再認識できます。
 1枚目はスタジオ録音中心ですが「The Boys Are Back In Town」で最高の幕開けです。ヤツラは町へってな邦題も最高のコノ曲は名曲「Cowboy Song」と常にセットで演ってた傑作でストーリーテラーとしてもフィルの抜群の詩が光ります。パワー満開の曲では「Jailbreak」、「Bad Reputation」、「The Rocker」などストレートなサウンドの中にもアイリッシュ的な“ひねり”を感じ実に惹かれます。そんなアイリッシュ魂をもろに感じる名曲が古くからの民謡改作の「Whisky In The Jah」。これこそ、このバンドの真髄で揺るがない素晴らしいルーツが垣間見れる大傑作で、哀愁漂うフィルのVoがたまりません。またヒューイ・ルイスなど米ロックシーンとも交流があったフィルがボブ・シーガー作を見事に歌い上げたコレまた大傑作「Rosalie~Cowgirl Song」のライブや、ツイン・ギターのカッコ良さを十二分に伝える「China Town」など震えるほどのカッコよさ。しっとり歌い上げるスロウ大作「Still In Love With You」なんかも聴きものです。また解散した頃の、ジョン・サイクスが狂ったように弾きたおす「Cold Sweat」あたりも従来の独自性と当時のへヴィなトレンドを融合させた秀作。そして2枚目の選りすぐりLive集も秀逸です。黄金期を支えた相棒ギタリスト、スコット・ゴーハムとの共作「Got To Give It Up」に「Hollywood」など抒情的でエッジも効いた音づくりはライヴでも最高に映えます。緊張感もたまらん「Bad Reputation」、「Chaina Town」のライブテイクは必聴です。
「ドライブするサウンドに、唯一無二のダンディズムをのっけたフィル。こんなええバンドもう、おまへん」
'The Boys Are Back In Town'


Chinatown (TOTP 1980)


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