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音系戯言

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Enter The Wu-Tang (36 Chambers) / Wu-Tang Clan * 1994 Loud

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 正に衝撃的だったウータンの1st。耳を疑った音の悪さ、誰一人欠けても体を成さない最高のMC陣、わけの解らんサンプリングセンス(←褒め言葉)、カンフー効果音の絶妙さ、どれを取っても最高でした。ちょこちょこ聴いておったHip Hopもこのアルバムによってズブズブとのめり込んでいきました。Tiger Styleという呟き(そう、あの”ウータンクランに手を出すな!”のイントロです)から始まった2回目となった全員揃い踏みの来日公演は今も語り草となる最高のステージでした。トラック&マイクリレー、Method Manの客席に剛速球で投げ込んでいた缶ビール、ライブ終了後も長時間キ○ガイ演説パフォーマンスを繰り広げたO.D.B.などなど、“aikoのカブトムシの歌詞”やないけど生涯忘れない強烈なモンでした。そこで繰り広げられた1st~2ndの今やHip Hopクラシックともいえる名作の嵐は、伝説の名盤ともなった本作中心でした。
 まず不気味な雰囲気と緊張感溢れるスクラッチも見事な「Bring Da Ruckus」から最高の幕開け。続くO.D.B~メソッド・マン~レイクォンの豪華リレーがコレ以上無いキマリ具合の「Shame On A Nigga」はグレイトの一語に尽きます。リリックも全部覚えるくらい惚れこみました。他にも聴き逃し厳禁の鳥肌もんが連発です。ドープ極まりない“wu-wu コーラス”もたまらん「Clan In Da Front」、グラディス・ナイトのサンプリングにソウルを感じる「Can It Be All So Simple」と完璧な流れ。中盤は正気で聴けない興奮の連続です。それぞれの個性溢れるMC(GZA、RZA以外全員参加)がクールすぎるトラックにバシッとはまる「Da Mystery Of Chessboxin」、勇ましいストロング・スタイル爆裂の「Wu-Tang Clan Ain't Nuthin' Ta F' Wit」、印象的すぎるスタックスのピアノ・ループが最高な出世作「C.R.E.A.M.」、4番打者メソッド・マンのテーマ・ソングともいえる「Method Man」等、大袈裟じゃなく殆どがキラートラックです。終盤も記念碑的デビューシングル「Protect Ya Neck」、またもやソウル趣味全開の「Tearz」とえげつない展開。グループの頭脳、RZAが織り成す独特のサウンド・メイキングも特筆モノです。やはりこの傑作中の傑作としか言いようのないデビューアルバムを聴くと、異彩を放つ天才O.D.B.の早すぎた死は残念でなりません。 
「ODB・・俺、アンタを見たんだよ。」

C.R.E.A.M.


wu tang clan aint nuthin to fuck with


Wu Tang Clan - Da Mystery Of Chessboxin'


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