Daryl Hall & John Oates * 1975 RCA

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 中学生の頃、ただひたすら「Sara Smile」が聴きたいが為に借りに行ったアルバム。近年の80sブームのど真ん中に位置してた山ほどヒット曲があるこの男性デュオですが、ココではヒットチャート常連時のギンギラギンの感じはあまり感じられません。しかしながら実に落ち着く心地良い楽曲が収録で、いまだに好きなアルバムの一つとなってます。元々ギャンブル&ハフ周辺の裏方仕事からスタートした人等で、初期の「She's Gone」あたりが一番好きな人なら気に入ること間違い無しのソウルフルな仕上がりとなってます。昔アホな私は「ジョン・オーツってダリルのバックの一人やのに、なんで二人組を名乗ってんにゃろ?」とまで思ってましたが、初期の作品やコンポーザーとしての役割を知れば知るほどジョン無しには成り立たんことに気付きました。意図不明のグラムロックみたいなイケナイお化粧マジック的なジャケはともかく、ブルーアイドソウルのお手本みたいな良曲てんこ盛りのこの4作目。フィリーソウル初期の名作の1枚といっても過言ではありません。
シンプルにデュオ名だけを冠にしたアルバムは冒頭の「Camellia」からフィラデルフィアで培った爽快なソウル・フィーリングが味わえます。L.A.録音ながらイーストコーストの都会的な感覚も見事ブレンドされたこのジョン・オーツ作の逸品は本アルバムのシンボリックな一撃として抜群の効果を発揮。そして出世作ともなった大ヒット「Sara Smile」は切ないメロ、粋なコード進行、洒落たサビのコーラスといい非の打ち所の無い完璧メロウ・ソウルでダリルのキザな歌い方も全く気になりません。ほんま名曲です。続いては、またもやジョン作のフォーキーなソウル魂爆裂の傑作「Alone Too Long」、ダリルの控えめなファルセットもええ感じの「Out Of Me, Out Of You」、名曲She's Goneを彷彿させるグレイト・スロウ「Nothing At All」と前半(A面)の流れは無敵です。後半はトッド・ラングレンの影響も受けた、後のよりコマーシャルでPopなスタイルの原型が垣間見れる「Gino」や「Ennui On The Mountain」などが収録。売れ線を狙うにはややパンチ不足の楽曲が並びますが「(You Know) It Doesn't Matter Anymore」なんかはヒット曲「Wait For Me」あたりの空気を感じる佳作です。そして最後はカリブのメント・シンガー、スタンレイ・ベックフォードのカヴァー「Soldering」で軽く締めます。なんといっても前半のフィリーソウル風味のジョン・オーツ大活躍のトラックがビカビカに輝きまくりです。
「MTV時代の寵児みたいに扱われるのがもったいない人等。ソウル趣味モロ出しのココらも最高です」
Camellia


Sara Smile


テーマ: 本日のCD・レコード | ジャンル: 音楽

Greatest Hits 1970-2002 / Elton John * 2002 Mercury | Home | The Brothers / Music From The Motion Picture * 2001 Warner Bros

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