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音系戯言

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Shining With You / 萩原健一 * 1988 Moon

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 警察沙汰の事件ばっかで今また沈黙を続けるショーケン。数年前のシンガーとしての復帰は日本中のショーケンファンが狂喜しましたが、完璧な状態とはいえず少し疑問が残るものでした。決して「老い」だけでは済まされぬ“違和感”は病魔なのか薬なのか謎のままでしたが、その姿勢は誰もが歓迎した復活の矢先の事件乱発でしたのでまたしても次なる登場心待ちの状態です。俳優としてもシンガーとしてもカリスマ的パフォーマンスを見せつけてきた20~30代の全盛時のショーケンでしたが、こちらは現時点で最新アルバムとなるスタジオ録音作です。井上堯之、速見清司、ミッキー吉野らを擁する最強且つ最高の相性を保ったAndree Marlrau Bandとのスタジオ作2作目となる本作はライブ感溢れる絶妙の仕上がりで曲も粒揃い。この後長年に渡るシンガー稼業封印が何とも歯痒いもんとなる名作となってます。
 まず横浜の娼婦メリーさん(昨年公開の映画ヨコハマメリーは涙無しには見れない必見の作品)を題材にした痛快R&R「メフィスト・ガール」。快調に飛ばすショーケンが実に爽快です。続くタイトルソング「Shining With You」はアコギストロークでのアプローチも光る、ショーケンの詞に盟友である速水清司の泥臭いメロディが重なる名品。当時の面々が最も得意としたミディアム・ロックナンバー「Empty Days」あたりも好調ぶりが伺える仕上がりです。中盤に鎮座する「プレゼント」はショーケン節が骨の髄まで堪能できる傑作スロウでショーケン&速見清司の最強タッグによる作品。磨きがかかったドラマティックな歌唱に涙腺が緩みまくる逸品で、最高としか言いようがありません。また元レイニーウッドのサックスの鈴木明男のペンとなる「チョイトそこ行くお嬢さん」も王道路線ミディアムの佳作。長年に渡る理解者、井上堯之の作「しょうがねえなァ」もバーボン時代を彷彿させるアーシーなスロウでグッときます。井上氏は他にも「」など味わい深い作品を本作で提供。そして本作最高の出来といえるショーケン・ロック炸裂の「Angel」が待ち受けます。これも速水清司のペンによる大傑作でアンドレー・マルロー・バンドが永続的に続くことを真に願ったバンド一体となった名演で、ショーケンの鬼気迫るVoも特筆ものです。アルバム終盤も「夜ごと悩ましい夜の海に」、「Woman」とプロデューサーでバンマスでもある井上堯之のアレンジも絶品のバンド・サウンドが最後まで満喫できます。シングル収録だった「Ma いいかァ I Love You」といった名スロウも無事に収録。
「こんなエエのん出して、20年も待たすとは罪な人です。あなたが何をしでかしても僕等は裏切りません!」

Angel


Comments 4

Nob

ショーケン♪

やっぱりGS時代と70年代が一番好きでした♪
昔の映画 「約束」をまた観たいです。
不思議と男子は80年代以降が好きな人が多いですね。
その頃からだんだん渋くなって、ドラマは観てたけど、歌はちょっとついていけなくなりました(汗) 
昔から不良少年の魅力があったんだけど、そのまま大人になってしまった人ですよね。

2007-11-07 (Wed) 16:41 | EDIT | REPLY |   

samyu

ショーケン、「前略おふくろ様」の時に
結構好きでアナログがございます。
田中絹江の声入りです。
ショーケンの歌う「酒と泪と男と女」も良いのです。
かっこええんですよね。

ヨコハマメリー、見ましたよ。
この映画は、見ないと伝えられないですよね・・・。

2007-11-07 (Wed) 23:10 | EDIT | REPLY |   

ezee

★Nobさん
 確かに私がファンになったとき野郎ばっかでしたわ。コンサートも半分以上、男子でした!
今、コンプライアンス重視の世の中。ショーケンは、はじき出されるのでしょうか。町内の任侠の人みたいなもんで、必要悪っていうか、こんな人いてもええやんって思いますが、最近は世間の目がより厳しいですからね~ 必要としてる我々は困ります・・

2007-11-08 (Thu) 02:24 | EDIT | REPLY |   

ezee

★samyuさん
 ショーケンの「酒と泪と~」は河島英吾さんのと甲乙つけ難い名作ですよね。カヴァーではメロの崩し方が最高です。感情の赴くままって感じで。
 ところでメリーさんとは全然違いますが、河原町にもストリートを住まいとする「ジュリー」さんいましたね。どんな人生だったのか知りたいところです。

2007-11-08 (Thu) 02:30 | EDIT | REPLY |   

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