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音系戯言

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Live At The Bohemian Caverns / Carla Thomas * 2007 Stax

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 復活したメンフィス名門レーベル“STAX”。現役レーベルとして進行形の今のアーティストも手掛けて欲しいところですが、60年代はモータウンと並んでホームラン連発の大御所レーベルでした。オーティス・レディングを筆頭にウィリアム・ベル、サム&デイブ、ジョニー・テイラーなど南部を代表するディープなシンガー揃い踏みでしたが、そんな第1期スタックスの歌姫といえばまず思い浮かぶのがカーラ・トーマス嬢です。キュートながら力強いその歌声は実に魅力的で、親父さんのルーファス・トーマスと共に'70年代のレーベル閉鎖まで在籍し数々の名唱を残した偉大なシンガーです。個人的にロニー・スペクターなんかと同様、声だけで胸キュン状態に陥る大好きな人ですが、今年のレーベル復興と共に垂涎のブツまで登場で思わず万歳三唱しました。何と脂の乗り切った67年お蔵入りライブが登場です。ワシントンD.C.のジャジーなクラブでの演奏で、バックの演奏もMG'sのようなアーシーな王道スタックス・スタイルではなくスィングしまくるジャズ・スタイルのバンド(若き日のDonny Hathawayが関与!)ですが、コレがまた実に素晴らしく狭いキャパでの熱い臨場感に興奮しまくりです。何故お蔵入りになったのか正直わからん名演が目白押しで、親父さんのライブまで収録です。
 肝心の中身はAl Bellの紹介からカーラのライブがスタート。「You're Gonna Hear From Me」や「Mas Qua Nade」なんかをジャジーに歌い上げます。声に張りがあるもんですから違和感全くなしで、本当に上手さを感じます。また自作の代表作といえる一世一代の名作バラード「Gee Whiz」が震えるくらい感動のパフォーマンスで、観客の暖かい拍手も相乗効果抜群です。個人的に大好物のオーギュメント使いの半音進行のコードがたまらん永遠の名曲です。(オーティスのThese Armes Of MineとかAl GreenのL.O.V.E.でも聴かれる、わかっててもやられるアノ調べ。) 溌剌したスィング感も冴える「A Lot Of Livin' To Do」の後は再びソウルヒットの「B-A-B-Y」でこれまた観客のノリも最高で素晴らしい出来。そしてDonny作の「Never Be True」を雄大に歌い上げカーラのセットは終了。続いて親父ルーファスです。たいがい喋りたおしてますがビリー・ホリデイの「Fine And Mellow」なんかをブルージーにキメた後、バッチリ十八番「The Dog」をかまして終了。
「まさに宝の発掘。スタックスの奥深さを体感できるジャジーな一撃でした。」

Comments 6

samyu

好きなコード進行ってありますよね。
「またかいな」って言われても、
好きなもんは好きで、そこで
「うっ~~~」って震えます(笑)

2007-09-28 (Fri) 22:26 | EDIT | REPLY |   

ezee

★samyuさん
 そうなんです。昔、カーステ用にカセット作ってたら皆おんなじ曲調やったり、ようありました。人に言われて気付いたりなんかして・・
好みは何年経っても変わらんようですわ!

2007-09-30 (Sun) 01:04 | EDIT | REPLY |   

リュウ

>67年お蔵入りライブが登場です
>スィングしまくるジャズ・スタイルのバン ド(若き日のDonny Hathawayが関与

そしてカーラ・トーマス嬢

買わないわけにはっ!!(笑)

探してきますよ~。

オヤジさんも大好きなので!

2007-09-30 (Sun) 22:03 | EDIT | REPLY |   

ezee

★リュウさん
 いや~カーラっていえばブッカーT&MG'sの演奏なのかなと思いきや新鮮な裏切りでした。こらぁいけまっせ!
 アニマル浜口&京子に匹敵する親子愛は、感動的ですらあります。

2007-10-01 (Mon) 01:55 | EDIT | REPLY |   

波野井露楠

ひゃあ!
まさにお宝ですね!
欲しいなあ!欲しいなあ!
よーし、探そうっと(^^)!!

2007-10-01 (Mon) 23:45 | EDIT | REPLY |   

ezee

★波野井さん
 これは当たりでしたよ。煌びやかなカーラの声が、狭い会場に響き渡ってます。
また1500円くらいと安かったんですわ。コレがまた! コストパフォーマンス高し!

2007-10-03 (Wed) 00:56 | EDIT | REPLY |   

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