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音系戯言

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The Singles Volume One (The Federal Years 1956-1960) / James Brown * 2006 Hip-O

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 おそらく今でも天上界にてハードワーキングマンの異名をとった如く精力的にライブ活動を続けているであろうゴッドファーザー・オブ・ソウルの初期シングル・コンプリート集。デビューの1956年から発売順に忠実に並べられたシングルAB面ですが、勿論ファンク云々以前の時期ですのでゴスペルシャウターとしての御大が存分に堪能できる素晴らしき録音の数々です。ルイ・ジョーダン直系のジャンプ・ブルース・スタイルから、リトル・リチャードばりの迫力R&B、ドゥーワップ風、ゴスペル風と模索しつつも確実に前進している様が手に取るように分かる時系列収録です。切れ味抜群の剃刀ヴォーカル・スタイルはこの頃既に確立されていて、熱きソウル魂は後のファンク全盛時と何ら変わりありません。しかし編者ハリー・ウェインガーのきめ細かい仕事っぷりも天晴れです。クリフ・ホワイト同様、詳細データを掲載したり、丹念なリマスターなど、愛ある編者が組んだこういったコンピはほんと大歓迎です。
 もちろん頭はファーストヒットでありマントショーでもお馴染みの代表曲「Please, Please, Please」。フェィマス・フレイムスを従えた熱きプリーチング・ゴスペル・スタイルで迫ります。このヒットによりデビュー直後は「I Don't Know」、「Just Won't Do Right」などスロウ中心にアーシーなスタイルが目立ちます。また「I Feel That Old Feeling Coming On」、「Chonnie-On-Chon」など軽快にシャウトするジャンプもスロウ同様全力投球で汗が飛び散ってきそうな迫力です。次に大ヒットとなった名バラード「Try Me」は正規テイクと共にデモ・ヴァージョンまで収録とたまらん内容です。そして「I've Got To Change」などサックスを被せた後出しヴァージョンまで2種収録の芸の細かさ。また「Doodle Bee」やアルバム未収録だった「Buck Head」とダンス重視のJBらしいスイング・インスト・ナンバーも収録。でもやっぱり最高なのはファンキーな風味も漂ってきた強烈R&B「Good Good Lovin'」、名作ライブでもオープニングを飾った「I'll Go Crazy」、ファイブロイヤルズのカヴァーとなる緊張感抜群のアップ「Think」、実にダンサブルな「This Old Heart」あたり。なんじゃかんじゃで御大のルーツを垣間見れる41曲は圧巻の2枚組。
「爆発寸前のマグマのような熱き名録音。アーシーに迫る御大が黒光りしまくりでっせ。」


Please Please Please

Comments 2

まり

家にたくさんあるJBのアルバムまだ2,3枚しか聴いてないです(~_~;)ぼちぼち 聴いて記事にしようと思ってます。
マントショーは最高ですね。

2007-09-09 (Sun) 20:51 | EDIT | REPLY |   

ezee

★まりさん
 JBは固め聴きが一番です。
 もうJBばっか、ひたすら聴く!
 ファンクにしてもクオリティがあまりに高いので、他の混ぜるとしょぼく聴こえちゃうんですよ。 では記事まってます!
 

2007-09-10 (Mon) 14:07 | EDIT | REPLY |   

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