Live At The Garden / James Brown * 1967 King

James Brown
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 JBが旅立ってはや半年以上が過ぎましたが、熱い録音の数々は今もって我々をトランス状態にしてくれます。秀作の多いライブアルバムでも割と無視されてきた'67年のライブがこの度めでたく再発。Coolとは言い難いジャケが災いしたのか、有名なアポロ劇場盤の2枚に押されたのか、どうも分が悪い本作の扱いではありましたが熱さは他の名ライブと何ら変わらない味わい深い1枚です。学生時代にこのレコードがアホみたいな値段で売ってまして、店でかけてもらって即気に入りましたが遊ぶ金が必要だったので泣く泣く断念した思い出があります。全体の雰囲気は本格的ゴリゴリ・ファンク期突入前のいわばファンキーソウル全開ステージってな趣きで、観客のヒートアップする様も手に取るようにわかる素晴らしいエンターテイメントが僅か40分間にブチ込まれています。
 中身は、例によって熱いMCの曲紹介を盛り込んだイントロから「Out Of Sight」、当時最新シングル「Bring It Up」へとなだれ込む激ファンキーなオープニングが最高です。御大の雄叫びも既にここから絶好調で凄まじくドライブするバックバンドと共にいきなり絶頂を迎えるかの如く盛り上がります。泣きのバラード「Try Me」の後は「Let Yourself Go」の擬似ライブのハッタリも入りますが流れを止めることはありません。ライブ盤Sex Machineでもこの手のハッタリはありましたが、当時よくあった手法ってことでここはご愛嬌。そしてその後の「Hip Bag '67」がまた凄いことで、激しく刻むファンキーなビートに御大がシャウトしまくる逸品。その後も、イントロでのじらしがたまらんバラード・ヒット「Prisoner Of Love」、ゴスペルも感じさせる「It May Be The Last Time」、問答無用の大ヒット「I Got You」、ストレートなジャンプ・ブルースを彷彿させる「Ain't That A Groove」と時の経つのを忘れさせる全力投球。最後は定番「Please,Please,Please」から再び爆裂ファンキー「Bring It Up」で締めた粋な展開。
 実はコレで終わりたいところですが追記です。Hip-Oが新装版で出した2枚組ヴァージョンは新たにミックスし直され迫力倍増で見逃し厳禁。新たに加えられた「Papa's Got A Brand New Bag」9分激ファンク仕様はJB信者驚愕の音源でぶっ飛びます。コレが無いとやっぱ物足らんと感じてた大作にしてライブ山場の定番「It's A Man's Man's Man's World」、超高速仕様「Night Train」なども追加され超充実版としてパワーアップ! 買うなら絶対コッチです。
「少しばかり音が悪かろうが、気にしてはいけません。神様の恩恵をしっかり享受しましょう!」
Out Of Sight 1967


テーマ: ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク | ジャンル: 音楽

Bo Diddley / Bo Diddley * 1958 Chess | Home | Juicy -Phat & Mellow Cuts- Kiwi / Various Artists * 1998 MCA

コメント

>ぶ金が必要だったので泣く泣く断念
学生時代は、こういうことよくありましたよ!
出会いを求めるか、音を求めるか・・・。
究極の選択で・・。

結果的に玉砕すると、音に走ったり。(笑)

しかし、このLive!!
ezeeさんの文を読んでいて、メッチャ欲しくなってきました~。
>本格的ゴリゴリ・ファンク期突入前のいわばファンキーソウル全開ステージってな趣き
が、心に響きました♪

2007/08/06 (Mon) 05:58 | リュウ #- | URL | 編集

リュウさん まいどです
学生時分の音源事情は、CD登場して10年未満だったのでレコードしか無い音が沢山ありました。後に殆どCD化されたのに、どうしても聴きたくてレコードに投資したバイト代などは今となってはもったいなく感じます。でもコレは手が出んほど高かったんですわ!CD化にマジ感謝です~

2007/08/07 (Tue) 00:16 | ezee #- | URL | 編集

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