Juicy -Phat & Mellow Cuts- Kiwi / Various Artists * 1998 MCA

Black Contemporaries (80's)
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 リアルタイムでは最も敬遠していた'80年代中盤~後半のブラック・ミュージック。あまりに急速に進歩したエレクトリック化に体がついていけなかったというのもありましたが、アナログでは成し得ないグルーヴや新鮮なメロウ感もしっかり醸成されとったわけです。'90年代以降は上手に過去の手法もミックスされグッと安定感を増し'80s再評価ともなりますが、そんな'80年代の打ち込み黎明期から新たな夜明けとなったNew Jack Swingくらいまでのナイスな楽曲をうまいことまとめたのがJuicyと題された本シリーズ。古いビニ本のええページだけ抜き取ったような好編集で新鮮に聴かせてくれます。
 1曲目は名前さえ知らんかったJanice McClainPassion And Pain」でハリのある声でメロウ・ワールドを体現。当時は「なんじゃい」と思ったローランド808(リズム・マシン)の音もバッド・ボーイ勢によるエムトゥーメイの再評価の後で聴くと新しささえ感じます。続くはこの頃から徐々に始まりつつあったIsleys再評価の一翼を担ったBodyによる「Footsteps In The Dark」。当時、蜜月だったR.Isley&Angelaも一枚かんだ秀逸カヴァーです。そして「こんなエエのん、あったんかいな」と思わせてくれた文句無しの強力スロウRobert Brookins feat. Stephanie Mills Where Is The Love」、Babyfaceも爽やかに絡むPebblesLove Makes Things Happen」とええ流れです。後半もしっとり感がたまらんタワサ参加のエムトゥーメイ印Sue AnnLove Dies Hard」にTyron BrunsonTender Touch」と「誰やねん、それ」的な人等もええ感じで収録。ベテラン組もアンジェラ・ウィンブッシュのナイス・アシストが光るStephanie MillsSomething In The Way」や、MCA参戦後に一気に垢抜けハッシュのクールな音作りに見事応えたControllersStay」を収録。もちろんMCA系の編集ですのでJodeciNew Edition(ソロ曲含)、Jody WatleyGuyなんかの秀作も収録で手落ち無しです。最後は珠玉の名曲「La La Means I Love You」のThe Jetsによる'85年カヴァー。キッズ・グループの青臭さがたまらん極上の出来栄えで最高の締めです。
「やはり気持ちエエ音を知ってる人が選んだ編集盤は最高です!」

テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

Live At The Garden / James Brown * 1967 King | Home | East From A Bad Block... / 7669 * 1993 Motown

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