

音楽ってのはおもろいもんで4,5年前のものならたちまち古臭くなったりすることが多いですが、干支も一回りくらいするとえらく新鮮に聴こえたり初めて聴く世代に再評価されたりで再び脚光を浴びたりします。アニタ・ベイカーやらのクワイエット・ストームなる洗練された大人のソウルみたいなのが流行った時期が'80年代後半にありましたが、コチラはその下地を築いたといえる'70年代後半〜'80年代前半のソフト&メロウなサウンドを今も心地良いという視点で集めた優れものコンピ。何の変哲も無いジャケですが、中身は素晴らしく渋い選曲でHip Hop世代にも充分アピールし得る名曲てんこ盛りです。
1曲目は大阪ブルー・ノートで見てVoスキップ・マーティンの上手さにノックアウトされたのも思い出す
Dazz Bandのヒット曲「
Let It Whip」で軽快にスタート。そして
Rufus後期の洗練されたファンク「
Do You Love What You Feel」でチャカの熱きファンク魂を堪能。またシンコペイトするグルーヴが最高な
Sharon Ridley「
Changin'」と珍しい曲も違和感なく座り込んでます。大御所では賑やかなバックトラックも楽しい
Pointer Sisters「
Waiting On You」、リーヴァイの男気溢れる歌唱がしびれる'81年起死回生ヒット
Four Tops「
When She Was My Girl」、粋なオデッセイのカヴァー
Ester Phillips「
Native New Yorker」、今やジョマンダの曲と言ったほうがとおりがいい
DeBargeのオリジナルとなる超クラシック「
I Like It」とエエとこ押さえてます。他にもヴァネッサ・ウィリアムスの曲やと思い込んでた
Guinnの「
Dreamin'」、フォクシー・ブラウンにも取り上げられたキャッチーな展開が最高に心地良い
Carl Carlton「
She's A Bad Mama Jama」、ブルースマンのケヴ・モーがダンサブルに放った強力トラック
kevin Moore「
The Way You Hold Me」、こんなエエ曲あったのか!と思わせてくれたアルバム中1等賞の隠れたメロウ傑作
Woods Empire「
Destiny」とめくるめく展開で優雅な気分にさせてくれます。最後は
Rockie Robbinsのスムース・メロウ金字塔「
You And Me」で華麗なる締め。
「なんとなくクリスタルな気分に浸れる名編集です!」