音系戯言

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Foolish Behaviour / Rod Stewart * 1980 Warner

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スーパースターという言葉がビシッとはまっていた70年代後半~80年代のロッド。日本でもサントリーかなんかのCMにも登場してセックスシンボル的スターでありました。フェイセズやマーキュリー時代のソロなんかは荒削りながらも豪快なロックンロールが魅力で、叙情性溢れる素朴なスローも最高(セイリングみたいな大袈裟なバラードはやらなかった)で、好みとしては断然コノ頃が好きですがワーナー移籍後は飛び抜けて本作が輝いています。
 いきなりロッド史上最速のロックンロール「Better Off Dead」で幕開け。歌いっぷりや楽器ソロ回しもカッコよく、おもいっきりぶっ飛ばされます。う~ん、なんべん聴いてもカッコええ。続いてストーンズ的な感じが卑猥で、ピアノフレーズとギターカッティング、ベースの間と全てがとにかくイカす「Passion」。コチラも最高の出来。あと、これもストーンズが演るレゲエのアプローチに似た「So soon we change」もありますが、こっちはまあまあ。オールド・スタイルのロックンロールでは、かつて演っていたチャック・ベリーの「Sweet Little Rock'n Roller」に通じる「She Won't Dance With Me」など、何かロニー・レインが横にいるような素朴で気取らないカッコよさがココには充満しております。大ヒット“今夜決めよう”にも通じる「My Girl」のようなスロウもあります。しかし、何といっても極めつけは“今宵焦がれて”と題された当時のCMソング「Oh God, I Wish I Was Home Tonight」。ガソリンアレイの頃に戻ったかのような素晴らしさ!フィドルもエエ感じで絡みます。貫録もバッチリのタイトル曲「Foolish Behaviour」なんかもあり、各々の曲のクオリティーの高さは特筆モノで、正直ワーナー期で一番好きなアルバムです。
そして追記。現行配信版Onlyで何と6曲追加。シングルB面だったと記憶する、ストーンズも演してブルース「I Just Want To Make Love To You」や、「Passion」の別テイク、オリジナル盤収録曲のライヴ・テイクなどが収録されてます。現物にこだわらなければ、こっちが決定版となってます。
「パンドラの匣(邦題)とは、良くいうたもんやねぇ」

Rod Stewart - Passion (1981)


Oh God, I Wish I Was Home Tonight -Rod Stewart




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