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音系戯言

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Smokin' / Humble Pie * 1972 A&M

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 エリック・バードンやらジョー・コッカー、スティーヴ・ウィンウッドと黒人顔負けのソウルフルなヴォーカリストが登場した'60年代のイギリスのミュージック・シーン。天才的逸材が多く登場する中、スティーヴ・マリオットもその中で負けず劣らずの個性を持った存在です。スモール・フェイセズの時からサム・クックなんかソリッドにキメておりましたが、泥臭くなったハンブル・パイでもレイ・チャールズ、アン・ピーブルズなんかを愛情たっぷりにカヴァーしたはります。ここでもマリオット氏のヴォーカルは、やたらエネルギッシュでこっちも気合いれて聴かないと吹き飛ばされそうな迫力です。正直熱心に有名アルバム一通り聴いたわけではございませんのでバンドの全貌は詳しく知りませんが、マリオット氏のソウル趣味とハードなロックンロールが合体したようなサウンドは結構魅力的です。曲では本アルバム以前の「シェイキー・ジェーン」が一番好きですが、アルバムの格としてはこのアルバム風格はナカナカです。
 中身は1発目「Hot 'n' Nasty」からオルガンがバッチリ効いた小気味良いテンポで魅了します。スティーヴン・スティルスも参加のキャッチーな曲調は最高の“ツカミ”です。ヘヴィなロックを挟んで「You're So Good For Me」です。この激ソウルフルなトラックはJust One Lookで御馴染みのドリス・トロイも参加したエモーショナルな傑作で、デラニー&ボニーあたり好きな人もツボやと思われます。そしてThe WhoのSummertime Bluesにも決して負けないエディ・コクランのカヴァー「C'mon Everybody」は、超ド迫力のハード仕様で一発昇天必至の名トラック。他にも代表ヒット「30 Days In The Hole」、モータウンJr.Walker & All Starsのカヴァー「A Road Runnner」など聴き応えある曲が楽しめます。少々、泥臭すぎるきらいもありますが、マリオット氏の歌は何とも魅力的です。
「すでにあの世のマリオット氏。天国で仲良くロニー・レインとジャムって下さい!」

C'mon Everybody


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