21 / Omarion * 2006 Sony

キッズ・グループのアイドル一直線のボンボンと思ってたら、とんでもない本格派ソロ・アーティストとしての道を爆進中のオマリオン。時にはスティーヴィー・ワンダーさえ思わせる節回しも見せ音楽的にも充分唸らされる存在ながら、アッシャー的な芸能人的地位も確立した活躍ぶりは実に頼もしいもんです。タイトルに自分の年齢を印したこのソロ2作目はシーンを代表するプロデュサーも参加してますが、そんなことに関係なくオマリオンのスムーズで聴きやすいナヨ系ソウル・ヴォイスに引き込まれます。
中身は実にカッコよい今様のR&Bですが、しっかり地に足の着いた音作りは好感度大です。1曲目のシングルカットにもなりPVも絶妙だった「Entourage」での“ツカミ”は申し分無しで正直コレ聴いて「買わなあかん」と思わされました。'80年代のギャップ・バンドあたりのファンク・テイストにも通ずるファンクな曲調に中性的鼻声がスムーズに絡みスウィングする様はドえらい心地良さです。続くティンバランドらしさ抜群の心地良いバスドラにピアノ単音フレーズがクールに乗っかる「Ice Box」でもアルバムの格がググッと上がるカッコよさでこちらも最高です。他にもVo多重録音も哀愁たっぷりのブライアン・マイケル・コックスのエエ仕事が光るなかなかソウルフルな「Made For TV」や、奇怪なビートをサラリとカッコよく仕上げるネプチューンズ制作の「Obsession」も最高のアクセントです。期待して臨んだアンダードッグス関連は安定感バッチシですがちょいとワクワク感が欠けるもんでした。しかし後半に登場する1曲目同様エリック・ハドソンが手掛ける「Been With A Star」あたりはオーソドックスなつくりが◎でオマリオンの声の良さを一層際立たせます。また日本盤ボートラでは本編では無い素朴なアレンジが'70sソウルさえ彷彿させる「The Making Of You」に「The Truth」と好トラック収録でコレは外せません。
「なんじゃかんじゃゆうてもコノにいちゃんの魅力的な声です。がならないスムースヴォイスは絶品ですわ。」

yume
どーもです!