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音系戯言

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The Ultimate Collection / David Ruffin * 1998 Motown

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 テンプスのMy Girlの特大ヒット以来、グループの顔として活躍した人ですが天狗になって「グループ名に自分の名前も入れろ」だの「専用リムジンを用意しろ」だのダダっ子になり解雇された暴れん坊“デビッド・ラフィン”。ソロになって段々下降線となり'80年代前半はホール&オーツとのコラポで一時脚光を浴びるも結局麻薬が原因で亡くなった人です。そんなメガネよろしく横山やすし型破滅型の人ではありますが、何とも憎めない魅力的なキャラであるのも事実で、テンプスの映像なんかでもヤケに気取った身のこなしが実にカッコよくこの人ばかり目で追ってしまいます。このソロ・デビュー後をまとめた1枚もテンプス時代の輝きほどでは無いにしても強引ゴスペル唱法がきまりまくるナイスな選です。
 アルバム前半は'60年代後半のデトロイト・モータウン時代の作品でボートに乗ったやっさんの如く快調に歌いあげます。強引なラフィン節の真骨頂が堪能できる「I've Lost Everything I've Ever Loved」、泣けるスロウ「Common Man」あたり言う事無しの出来です。バックの重厚感に欠けるのが惜しいテディペンの名唱で知られる「I Miss You」あたりも注目です。'70年代中盤から手掛けたディスコのイメージが強いヴァン・マッコイ制作曲は軽いですがヒット曲「Walk Away From Love」や「Heavy Love」あたりなかなか新境地開拓って感じで軽快に聴かせます。爽やかに進行するも途中で押さえきれずに“がなる”「Everything's Coming Up Love」やフリー・ソウル的にメチャええ曲な「On And Off」とか結構いけてます。「Just Let Me Hold You For A Night」なんかのスロウも甘いバックに以外に順応してええ感じ。でも全体的にはニュー・ソウルの台頭なんかもあって売り方やスタイルに迷いが生じてたのかコレっちゅう楽曲に恵まれなかったような気もします。ラストに収められた未発に終わったアルバム“David"からのノーザン・スタイル実直スロウ'71年作「Let Somebody Love Me」なんかを聴くと余計にそう感じます。
「おこるで、しかし。と言うてたか知りませんが、やっぱコノ人の歌、最高です。」

I've Lost Everything I've Ever Loved


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2007-03-29 (Thu) 10:53 | EDIT | REPLY |   

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