Keep Reachin' Up / Nicole Willis And The Soul Investigators * 2006 Timmion

00's Female R&B
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 一瞬、聴いただけではとてもここ数年の新録とはとても思えないアルバム。曲調は勿論、使用楽器・ミックス・リヴァーヴの掛けかた一つの細部に至るまで'60年代後半のファンク・ソウルを再現した奥深き作品。あの時代の素晴らしいサウンドを回顧的になぞるのだけに終始せず、近年のアシッド・ジャズやファンク再評価に沿ったつくりやゆうのが聴いてみれば分かります。この辺のサウンドは個人的に大好物ですのでいっぺんに飛びつきました。そもそもこの二コル嬢。'90年代半ばにカーティス・メイフィールドのトリビュート盤で脚光を浴びたファンク・バンド「リパーカッションズ」のシンガーやいうやないですか。その二コルがフィンランドのディープ・ファンク・バンドと合体して作ったのがこのアルバムっちゅうことです。オールド・ソウル愛がヒシヒシ伝わる緻密に構築されたコノ空気間は完璧に近いモンで恐れ入りますって感じです。
 中身はド頭から一連のカートム・サウンドを彷彿させる緊張感満載のストリングスとワウギターが凄い「Feeling Free」でスタート。続いてヒット・シングルともなった「If This Ain't Love」はブランズウィックあたりを想起させるニクイ曲調。タイトルにもなった「Keep Reachin' Up」はJBマナーに沿った強力ファンクでリン・コリンズでも歌ってそうな楽曲。ファンクは他にも、妖しげなメロにハモンドも絶妙な「Blues Downtown」、クールに突っ走る「Holdin' On」など収録。モータウン調のノーザン・スタイルも「My Four Leaf Clover」や「Invisible Man」とありますが、スネア4つ打ちの王道スタイル「A Perfect Kind Of Love」なんかナカナカの出来。そんな感じで黙って聴かされたら殆どの人が旧譜再発やと間違う凝り具合です。
「な~んか突き抜け感に欠けるのも事実。今度はシーン全体を激震するくらい頼んます」
Keep Reachin' Up


テーマ: 洋楽CDレビュー | ジャンル: 音楽

RHAPSODY / RCサクセション * 1980 Kitty | Home | The Chess Collection / Laura Lee * 2006 Chess

コメント

ブログにコメントをいただき、ありがとうございました。実はezeeさんにはZAPPのレビューの時にもコメントいただいておりました。今後もよろしくお願いします。NICOLE WILLISですが、確かにあともう一歩、という感がありますね。僕の中では、ドラムに原因があるのではないか、と思っています。この手のサウンドをやっているグループ(BREAKESTRAなど)ってスネアをバカスカいわしてドラムにインパクトをおいているのが多いんですが、これはドラムにインパクトと切れ味が欠けているような気がするんですよね。音量も弱めだし、スネアの音も鈍臭い。曲がそこそこ良いだけに勿体ないです。

2007/01/27 (Sat) 08:30 | samny #ClR6J6tc | URL | 編集

えらい何回もすんません。失礼しました!
さてこのアルバム。ご指摘どおり、肝となったのはドラム・サウンド
かもしれませんね。確かにインパクト弱めっすもんね。
狙いはホント良くわかるんですけどね~
また宜しゅう頼んます!

2007/01/27 (Sat) 23:42 | ezee #- | URL | 編集

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