Hell Hath No Fury / Clipse * 2006 Re-Up Gang

East Coast
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 ネプチューンズのファレルが全面的バックアップして制作されたブロンクス出身・ヴァージニア育ちの兄弟チームの2nd。1stの成功にもかかわらず所属レーベルのゴタゴタで遅れに遅れた本作は4年ぶりの満を持しての登場。ドラッグ売買などのストリートでの生活で生き抜いてきた二人の力強いラップは突き抜け感に満ちたなかなかカッコ良いもんです。音の方もここ数年では最もおもろい音を届けてくれるトラックメイカーで真っ先に思い浮かべるネプチューンズってなわけでココでも独特の空気感でガンガン攻めてくれます。
 中身はえらいカッコええのもあれば、しょーもないのも有りって感じですが前半戦は文句無しの出来具合です。冒頭の「We Got It For Cheap」は安っぽいオルガンのループに乗った男気溢れるラップがえげつなく決まるカッコ良さ。続く「Momma I'm So Sorry」も文句無しの力強いビートが最高でバスドラの音圧も実に心地ええナイストラックです。ドラッグなんかで成功しちゃってスンマセンと切々と訴えかけます。そしてJeru the Damajaの名作カム・クリーンでのプリモ・サウンドを彷彿させる1stシングル「Mr. Me Too」ではPharrell御大もラップで参戦。浮遊感ある独特の今様のサウンドで圧倒します。また2ndカットの「Wamp Wamp」ではヒューストンのSlim Thugが客演しイケイケのエキゾチックなビートを展開。他にもロレックスにダイヤ詰め込みすぎて針も動かへんとのたまう「Ride Around Shining」や、Hiacheをサンプリングしたビートが無茶苦茶しびれる「Dirty Money」、バリー・ホワイトネタの「Hello New World」、Re-Up Gang勢揃いのポッセ・カット「Ain't Cha」などは聴き所。最後に収録の、R&BシンガーBilal&Pharrellをフィーチャーした「Nightmares」は不安な妄想をメロウなトラックにのせて切々とライムする好トラック。
「ホームランは無けれども、ヒットの連打で打ち勝ったって感じですわ」
Momma I'm So Sorry


テーマ: HIPHOP,R&B,REGGAE | ジャンル: 音楽

Marlena / Marlena Shaw * 1972 Blue Note | Home | 4:21...The Day After / Method Man * 2006 Def Jam

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