Super Funk / Various Artists * 2000 BGP

何のインフォメーションも無いアーティストを買うのには勇気がいるもんです。でも一通り、メジャーな人等を聴くと「まだまだ聴きたいっ」って欲望が沸いてきて「なんかおまへんか」となってくるのが人間の性。食べ物や仕事、エロビデと一緒です。そんな時は信用あるレーベル、選者によるモノをチョイスするのが一番です。そんなことで、このBGPやKENT、Rhino、Hip-oなんかが出してくるブツはジャケもイカしてますし内容も保証付きってのが多くて安心印です。エエ仕事してたらまた信用がまして顧客の注目も高まるってことで自分の仕事においても大変参考になるってなもんです。
ファンク系のコンピで秀作連発のBGPの記念すべきSuper Funk第1弾は、正直Denise La SalleとThe Countsくらいしか知りませんでしたが権利関係もしっかりクリアしたマスターからの楽曲群はなかなかの満足感です。1曲目のAnn Alford「Gotta Get Me A Job」から“誰やねん、それ?”って人やったんですがJB's系のCool極まりないミディアム・ファンクに脳天を直撃されます。JBスタイルではThe Huston Outlawsなる人達のグイグイ迫る「Soul Power」(あの有名曲とは同名異曲)やHuck Daniels「Foolish Man」、スットンキョなヴォーカルながらアーシーなグルーヴが絶妙なAbraham & The Casanovas「Hook And Boogit」あたり本家に迫る好演奏。他にもメジャーKeyで能天気に展開するThe Notivations「I Love You」、ホーンがド迫力でカッコいいChuck Bridges「Keep Your Faith Baby」、Jazz Funk風インストのRobert Lowe「Back To Funk」も途中トランペット~サックスと続くソロ廻しがスリリングな好曲。なんやわからんままゴリ押しファンクでざっと20曲聴かせてくれます。
「殆どが60's後半~70's中盤の最もおいしい時代のチョイス。こらぁたまりまへん」
リュウ